2025/1/7 18:18

知ってた?ハッピーターンが誕生した意外すぎる理由・・・5割弱が知らなかった

ハッピーターンAmazon

12月30日より、マクドナルドの「シャカシャカポテト」に「ハッピーターン味」が登場。こちらの報せを受け、ネットユーザーからは喜びの声が続出している。

ところで読者諸君は、大人気商品『ハッピーターン』が誕生した「意外な理由」をご存知だろうか。

Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女720名を対象としたアンケート調査にて、『ハッピーターン』の誕生に大きく影響しているトピックに関する質問を設けたことが。

調査の結果、最も多い回答は「当時の社会情勢」(51.7%)、次いで「当時の流行語」(31.5%)、「当時の流行歌」(16.8%)となったことが判明した。

そこで続いては、『ハッピーターン』を製造・販売する「亀田製菓」に、同製品の歴史について詳しい話を聞いてみることに。すると、その名前に込められた驚きのエピソードが明らかになったのだ…。

『ハッピーターン』が誕生したのは、今から約半世紀前の1976年(昭和51年)のこと。

特徴的な名前の由来について、亀田製菓のマーケティング戦略部・『ハッピーターン』担当者は「開発当時の日本は第一次オイルショックの影響により、不景気で暗い時代でした。そこで、当時の開発者たちは『幸せ(ハッピー)がお客様に戻って来る(ターン)』ように、と願いを込めて『ハッピーターン』と名付けました」と、説明している。

『ハッピーターン』最大の特徴と言えば、「魔法の粉」と呼ばれることもある「ハッピーパウダー」。令和の現代でも衰えることのない魅力的な存在だが、発売当初は正に「革命的」な存在だったという。

担当者は「当時、おせんべいと言えば『堅焼きでしょっぱいもの』を中心としてお客様に親しまれていましたが、『ハッピーターン』は従来のイメージとは違う、『洋風の甘いお菓子のような味のおせんべい』をコンセプトに開発されました」と、振り返る。

そして「洋風のイメージを出すため、従来のおせんべいにはなかった『粉』を使用した味付けを行ない、甘じょっぱい味わいのハッピーパウダーが誕生しました」と、語ってくれたのだ。

見方によっては、時代を先取り「し過ぎていた」ようにも感じられるが、世間の反応はと言うと…。

亀田製菓の担当者は「『ハッピーターン』は元々、おせんべい市場を拡大するために開発されました。ビスケットのようなサクサクと軽い食感を生み出すため鉄板で焼いたり、当時のおせんべいでは非常に珍しい洋風の甘じょっぱい味わいのパウダーで味付けをしました」と、その特徴を改めて強調。

現代では老若男女問わず、多くのユーザーに親しまれている定番のお菓子だが、発売から数年間は売り上げが伸び悩んだという。やはり、その「革新性」に戸惑った人も少なくなかったのだろう。

そんな『ハッピーターン』に転機が訪れたのは、発売から3年が経った1979年(昭和54年)頃のこと。甘口の醤油を好む西日本にて、同製品の甘じょっぱい味わいが受け入れられ、徐々に口コミでその魅力が全国に広がっていったのだ。

こちらのエピソードを踏まえ、担当者からは「1976年の発売から49年間、大変多くのお客様から愛される唯一無二の味わいのお菓子として、ロングセラー商品へと成長しました」と、笑顔のコメントが得られている。

以上、sirabeeから紹介しました。

50年前のハッピーターン、意外すぎる誕生背景に驚き… 5割弱が「知らなかった」と判明 – Sirabee50年前のハッピーターン、意外すぎる誕生背景に驚き… 5割弱が「知らなかった」と判明 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部