朝のバタバタさようなら…プロは「夜に家事をする」
共働きだから日中に家事ができない……というお悩みのかた、じつは「夜にやってもいい・やったほうがいい」家事というのは意外とあるようです。
家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお仕事依頼をこなしている家事のプロフェッショナル、西田美保さんに教えてもらいました。
限られた時間で食事の準備と後片づけ、身支度に洗濯ものなど、しなくてはいけない家事が山積みな朝。
いくつかの家事は、夜にまとめることで、時間の使い方がスムーズになることもあります。
たとえば洗濯物。
「夜に洗濯するのはよくない、夜露にもぬれてしまうだろうし!」と思い込んでいませんか?
でも、入浴したあとのタイミングで回して室内に干しておけば、朝は外にだすだけ。
洗濯機で乾燥まで終わっていれば朝はスキマ時間で畳むだけ。
また、朝に部屋が温まるのを待っている間に暖房の前で畳むと時間を効率よく使えます。
お風呂の残り湯を使う家庭なら、まださめないうちにお湯を利用できるので洗浄力もアップ。
消臭、抗菌、除菌効果のある洗剤を使うと嫌な部屋干し臭の対策もできます。
夜に洗濯機を回している間は、お風呂掃除もおすすめ!
時間が経つと汚れは固まってしまいますが、入浴直後のついたばかりの汚れは柔らかいので少しの洗剤で効率よくきれいにすることができますよ。
床についたヌメリもこのタイミングなら少し擦るだけで落ちることがほとんど。
「湯船につかったときの水面の高さに水垢がつく」など、どこに汚れがつくのかを知っておくことも短時間で夜家事をするためには重要です。
次に夕食の準備をするときに、翌日の朝食やお弁当の準備もしてしまいしょう。
このタイミングでは下ごしらえまでにしとおくと、朝は短時間でできたての温かいものを食卓に出すことができます。
とにかくまとめて調理することで手間が省く!
洗いものやキッチンのお掃除の回数が減り、時短に大きなメリットがあることは言うまでもありません。
このように、朝より夜のほうがついで家事に向いているものがあるのです。
夜家事はダメだと決めつけるのではなく、少し工夫をすればできることがたくさんあります。
すべての家事を夜にするということではなく、生活リズムに合うものだけ。
朝の時間を快適に過ごし、家族を笑顔で送り出すために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
以上、サンキュ!からお届けしました。
編集者:いまトピ編集部