知ってた?「あり得る」の本当の読み方・・・「ありうる」「ありえる」で多くの人が困惑
日常的に使ったり聞いたりする言葉でも、意外と読み方を間違えてしまっていることも…。あなたは「あり得る」をなんと読んでいますか?
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Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女709名を対象に「あり得る」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「ありうる」と読むと答えた人が全体で56.7%、「ありえる」と読むと答えた人が全体で43.3%でした。
ほぼ同数ですが、「ありうる」のほうが13.3%高いという結果に。
なお、「あり得る」の正しい読みかたは「ありうる」。
しかし、調査結果からも分かるように「ありえる」と読んでいる人も多く、「最近では『ありえる』という形も使われる」と補足されている辞書もあるよう。
また、「ありうる」が文語的な言い方で、「ありえる」がしゃべり言葉と考えている人が多いようで、文脈によっては「ありえる」を使用するほうが自然と感じることも。
「あり得る」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)では、以下のように記載されています。
①起こる可能性がある。当然考えられる。
例:「すでに手遅れということもあり得る」「事故の発生はあり得ることだ」②世の中にあることができる。生きていくことができる。
例:「しましくもひとりありうるものにあれや島のむろの木離れてあるらむ」〈万葉集〉
現代でよく使われているのは、①のほうですね。
言葉は時代によって変わっていきます。「ありえる」と読む人が増えれば、今後正しい読みかたが変わる可能性もあるかもしれません。知らなかった人は、ぜひこの機会に覚えておきましょう!
以上、Sirabeeから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部