2025/2/2 14:11
コメ「価格高騰の元凶」は何なのか
コメ価格の高騰を機に、にわかに広まった「JA中抜き説」。
ネット上では一部の農家が、JAへの不信感を募らせており、ネット販売や直販を模索する動きも。
そんな中、ある農家がJAに支払う手数料の詳細を公開し、
「農業協同組合は闇の組織でも何でもありません。組合員の農家が集まり、助け合う組織です」
「中抜きだとかいうのは、お門違いも甚だしいです」
と、ネットに流布する「JA中抜き説」を完全否定した。
その農家は自身がJAに出荷した際の伝票を元に、JAの手数料は19%と試算。一方、直販する場合は生産物の袋詰めや出荷にかかる人件費、ガソリン代、梱包資材代が別途かかるとし、
「19%の手数料で全部やってもらった方が良いと思いませんか?」
と訴えた。
たしかにこの農家のいう通り、生産物をすべて自分で売ろうと思えば、余計な手間や費用がかかる。
JAは手数料を払う代わりに、その後の手間をすべて引き受けてくれるのだから、「中抜き」と批判するのは少々乱暴にも聞こえる。
これまで消費者の多くがJAのシステムに関心を持つことなく、生産品を口にしていた。
コメ高騰を機にJAのあり方が問われているが、その善し悪しはともかく、消費者が関心を持ついい機会になったようだ。
以上、詳細はアサ芸ビズをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部