2025/2/3 14:25

ミニバン、危険で買う価値なしか ワースト3に震える

ミニバン

1980年代まで、ファミリーカーの主役はセダンだった。しかし、1994年に発売されたホンダの「オデッセイ」が大ヒット。それを機にミニバンの新型車が続々と登場し、以降20年間にわたってミニバンはファミリーカーの王座に君臨してきた。

 室内空間が広く大人数が乗ることができ、シートアレンジが多彩で使いやすい。さらに、電動スライドドアの採用など高級感のある車種も多い。そうした事情から、「ミニバンを持つことが父親のステータス」ともいわれたほどだ。

 ところが、近年はミニバンの凋落が顕著になっている。よく指摘されるのは「人気のSUV(スポーツ用多目的車)に取って代わられている」というものだが、それだけではない。実は、その原因はミニバン自体にもあるのだ。自動車に詳しいライターの呉尾律波氏に、人気凋落を招いた「ミニバンのワースト3」を挙げてもらった。

「ミニバンのワースト3」を紹介しよう。

【3位】
ホンダ「ステップワゴン」(車両価格245万5920円~)

「走り出しが弱く、パワーが非力すぎる。ご多分に漏れずボディもペラペラで、もっとも割り切ってコストカットしているミニバンといえます。ただ、ミニバンでは唯一、シートがフルフラットになるため“動かない秘密基地”としては最高です」(同)

【2位】
日産「セレナ」(車両価格244万800円~)

「内装と建て付けが最悪。シートアレンジがカチッと決まらず、走っていると『半ドアかな』と思うほどカタカタ音が鳴るので怖い。ディーゼル車もラインナップされていますが、エンジン音が車内に響いてうるさいくらいです。『売るために無理をしてつくっているのでは?』と思わざるを得ません」(同)

【1位】
トヨタ「エスティマ」(車両価格327万1418円~)

「ミニバンのコストカットモデルの元凶です。ドアがすごく薄くて、パネルを外して内側を見るとサビがある場合も。安全面ではもっとも危険なのではないでしょうか。『売れればいい』という悪謀を象徴しているようなクルマで、2019年に生産中止が噂されています」(同)

 ミニバンのみならず、今後はSUVでも低コストで外観だけをそれらしくしたモデルが多数を占めるようになるかもしれない。購入する際には熟考したほうがよさそうだ。
(文=沼澤典史/清談社)

以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。

ミニバン、危険でお金を払う価値なし?ワースト1位はトヨタ「エスティマ」? | ビジネスジャーナルミニバン、危険でお金を払う価値なし?ワースト1位はトヨタ「エスティマ」? | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部