首都高を爆走する訪日中国人が急増…驚くべき「ユルユル制度」
![首都高](https://ima.xgoo.jp/word/img/contents/1/21251.jpg)
北海道のスキーリゾートや京都など、人気観光地でのオーバーツーリズムが問題視される昨今。
そんな中、都心を走る「首都高」での「危険運転」が急増している。
「首都高速道路」の中でも全長約14.8キロメートルの「都心環状線」は、ぐるぐると周回できることから、以前から「走り屋」と呼ばれるルーレット族が交通事故を引き起こしていた。
警察の集中取締もあり一時は姿を消していたが、コロナ禍で交通量が減ったことを機に徐々に増加。
さらにここにきて、車好きのインバウンドが参戦して、SNSに投稿するなどしているというのだ。
背景には一部中国人の間で人気になっている「外免切替」があるという。
「外免切替」とは、外国の運転免許を日本の免許に切り替える制度のこと。
簡単な技能試験と筆記試験をクリアすればOK。
驚くことに在留カードや住民登録がなくても観光ビザでも取得できる。
宿泊するホテルに「一時帰国証明書」を出してもらえれば、短期の観光でもホテルの住所で申請が可能なのだ。
しかもジュネーブ条約に加盟している日本の免許があれば、約100カ国の国際免許を取得することができるのである。
ジュネーブ条約に加盟していない中国籍やベトナム籍の人にはメリットばかりのこの制度。
中国の富裕層の中には外免切替で日本の免許を取り、首都高をレースさながらにぶっ飛ばしている者もいるという。
自動車ライターが語る。
「外国では都心環状線のように曲がりくねったハイウェイはほとんどなく、ゲームと勘違いしているのか、車の間を縫うようにして爆走する輩が後を絶たない」
「1月には18年ぶりにPCゲーム『首都高バトル』シリーズの新作が配信され、影響を心配する向きも少なくありません」
「最近は外国人によるレンタカーの利用も右肩上がりで、慣れない左側通行で事故を起こすケースが増えています」
タレントのマツコ・デラックスはバラエティ番組内で「最近首都高がうるさくてしょうがない。すっごい音で…ウォーン、ウォーン、ボンッ!みたいな」と、首都高の騒音に苦言を呈している。
「外免切替」のあまりにも簡単な手続きは、人手不足解消や経済効果を期待する「政治マター」とも言われている。
今後も事故が増えるようであれば、制度自体を見直すべきではないだろうか。
以上、詳細はアサ芸ビズをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部