退職代行モームリの利用者トップは「〇〇会社」マジかよ
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退職代行サービス「モームリ」を管理するアルバトロスは2月18日、これまで退職代行の利用が多かった企業をランキング形式で発表した。その結果、上位40位のうち全体の4割を人材派遣会社が占めていることが分かった。
「同社が発表した退職代行の利用が多かった企業ランキングでは実際の企業名は明かされていませんが、1位は人材派遣会社の103回で、以下2位はコンビニチェーンの65回、3位は人材派遣会社の57回、4位は運送会社の55回、5位は自動車販売会社49回と続き、上位10社はすべて40回以上の退職代行利用があり、従業員数は1500名を超える大企業だったそうです。退職理由としては『本社の方針や管理が現場に十分に届いていない』ことが原因によるものが多かったといいます」(社会部記者)
また、1位、3位の他にも6位、10位と上位にランクインしている人材派遣会社は、上位40社のうち16社を占め最も退職代行の利用が多い業界となった。人材派遣会社では派遣先企業で勤務している人の退職代行利用が9割となっていて、利用した理由としては「労働環境や人間関係」「退職時の強引な引き止め」などが多く挙げられるという。
「帝国データバンクの調査によると、2023年1月~11月までの人材派遣業者の倒産は72件となり、15年に人材派遣業が許可制になって以来最多となるなど厳しい状況にあります。倒産が増えている原因としては派遣スタッフの不足による『人件費高騰』が挙げられますが、派遣先では正社員よりも派遣の方が給料が高いという現象も起きていて、それが人間関係に良くない影響を与えてしまうこともあるようです。また、派遣元と派遣先の契約によってやめるにやめられない状況にも陥りやすく、退職代行の利用が増えやすい傾向にあると考えられます」(経済ジャーナリスト)
人材派遣業界は今後も倒産が増加する傾向にあるとされ、ますます退職代行を頼る人は増えるかもしれない。
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部