ホテル宿泊料、深刻・・・出張難民急増で「ベッド付きネットカフェ」今時の賢いやり方か

訪日外国人客の増加に伴い、全国的にホテル稼働率は上がり、宿泊料も高騰。特に東京や万博開催中の大阪は深刻で、現地で宿を確保できない出張難民も出始めている。
前もって予定が分かっている旅行と違い、出張の場合は直前にならないと決まらないことが多い。最近は会社側も極力日帰りで対応できるように配慮している場合が多いが、どうしても日をまたいでしまうケースもある。実際、友人や親族、同僚宅に泊めてもらったなんて話もよく聞くが、さすがに何度も頼むのは難しい。
安宿が多いことで外国人に人気の山谷(東京都台東区)や、あいりん地区(大阪市西成区)も近ごろは連日ほぼ満室。同じくリーズナブルな料金のカプセルホテルも空室がほとんどない。そのため、出張族の中にはネットカフェをホテル代わりにする者も増えている。
「今は簡易ベッドやマットレス完備の個室を用意しており、シャワーも利用できる。なかにはドリンクバーに加え、カレーなども食べ放題のところあり、下手なビジネスホテルよりも快適に過ごせます」(旅行情報誌編集者)
しかも、店舗にもよるが、ネットカフェの個室はそのほとんどが予約可能。それでも金曜以外の平日であれば、どこも満室という状況になることは少ない。料金は利用時間にもよるが相場は3000~4000円だ。
「ひと昔前は入店後の外出を禁止する店もありましたが、今は出入り自由が主流。入店後に食事や飲みに行くこともできます。予約していない場合、夜遅い時間だと個室が埋まってしまう可能性もあるため、なるべく早い時間に行くことをオススメします」(同)
多くの企業は、場所や宿泊の有無、役職などで出張費の規定額が設定されている。仮に余っても社員が自由にできるため、これをやらない手はない。横になれるネットカフェをホテル代わりにするというのは、今時の賢いやり方なのかも。
以上、アサ芸ビズから紹介しました。
編集者:いまトピ編集部