ローソンが「値下げ」「増量」できた理由…

今回ローソンが値下げするのは、サンドイッチ類の「たまごサンド」と「ハムたまごBOX」。
「たまごサンド」は21円値下げして279円に、「ハムたまごBOX」は11円値下げして354円に。
値下げに加えて、具材の「たまごサラダ」の使用量を従来品と比較して約2割増量。
さらに「たまごサラダ」の酸味をやわらげ、たまごの風味をより感じられるものに変更し、口当たりがソフトになるようにパン生地の配合も見直し品質を改良。
ちなみに「たまごサンド」は増加する訪日外国人から高い人気を得ている。
インバウンド需要の高い空港内のローソン店舗でにおける販売数は、全国平均と比較して約14倍になっているという。
今回、値下げと増量に踏み切った理由についてローソンに聞いた。
「『盛りすぎチャレンジ』については単なる値下げではなく、お客様と一緒にワクワクできる企画と考え実施しています」
「たまごサンドについては、物価高が続く中、お客様に人気の定番商品を少しでもお買い求めやすい価格でご提供したいと考え実施しました」
値下げを実現できたのは主に2つの取り組みによるものだという。
「たまごサラダを使用する約10種類のサンドイッチに対して、2種類のたまごサラダを使いわけていましたが、1種類に統一しました。たまごサラダの原材料・調味料を見直してシンプルな仕立てにしました」
「原材料や容器・包材の価格高騰、輸送コストの上昇等が続いており、ローソンでも一部商品の仕様や価格を見直さざるを得ない状況です。そのなかでも様々な工夫で、少しでもお買い求めやすい価格の商品のご提供もしていきたいと考えています」
値下げの動きはファミリーマートやセブン-レブンなど他チェーンでも見られる。
業界関係者は語る。
「昨年3月にコンビニ最大手のセブンの既存店客数が前年割れになったことが、一つの大きな契機になりました」
「ここ数年、コンビニ各社は値上げを続け、それでも客数が目立って落ちることはありませんでしたが、長年にわたる実質賃金の低下で消費者の財布が苦しくなるなか、ついに消費者がコンビニの割高な価格についてこれなくなったと業界内では受け取られました」
「これを受けて各社の間で『そろそろ値下げも本格的に考えるべき』というムードが広がった面はあるでしょう」
ただ、当面は各社、価格戦略についてマイナーチェンジしながら模索を続けるという状況になるのではないかという見方だ。
「今後もコンビニ業界で値下げが加速するのかといえば、簡単にはそうはならないでしょう」
「昨年に値下げと割安商品の拡充の方針を示したセブンが早々に戦略の見直しを迫られたように、一部商品の値下げが全体の売上増加にストレートに結びつくというかたちには、なかなかならないですし、値下げは利益を削ぐ要因にもなります」
以上、詳細はBUSINESS JOURNALをご覧ください。
編集者:いまトピ編集部