「保谷」読めますか? 3人に1人が間違える意外な読み方とは…

一見簡単な漢字でも、意外と読めない人もいるのではないでしょうか。あなたは「保谷」を正しく読むことができますか?
■「保谷」って何と読む?
Sirabee編集部が 全国の10代~60代の男女754名を対象に「保谷」の読みかたに関する意識調査を行ったところ、「ほどがや」と読むと答えた人が全体で34.0%。続いて、「ほや」と読むと思うと回答した人が33.1%でした。
ちなみに、横浜市の中央に位置する「ほどがや」の漢字表記は「保土ヶ谷」。海産動物の総称「ホヤ」の漢字表記は「海鞘」です。読み方が似ているため、多くの人が勘違いしてしまったようです。
■正しくは「ほうや」
なお、「保谷」の正しい読みかたは「ほうや」。調査では、全体で32.7%の人が正しい読みかたを回答していました。
なかでも、関東在住者の正解割合が約5割と、他の地域に比べて高い割合となりました。
■保谷ってどんな街?
東京都西東京市にある「保谷」は、住宅街が中心で騒がしさが少なく、子育て世帯やシニア世代にも住みやすい地域。周辺には「文理台公園」や「東伏見公園」などがあり、自然を感じながら暮らすことができます。
また、最寄駅は西武池袋線「保谷駅」で、池袋まで約20分と通勤通学にも便利です。
■地名の由来は…
「西東京市Web」によると、16世紀の文献には「小槫(こぐれ)保屋」と記されていたことが確認されており、江戸時代初期には「穂屋」や「穂谷」といった表記が使われていたことが確認できるよう。
元禄期(17世紀末頃)になると、幕府への提出書類で「保谷」という表記が誤って用いられたのをきっかけに、それ以降はこの文字が定着したと伝えられています。そして、その後は他の表記が正式に使われることはなかったようです。
地名の由来については、「穂が豊かに実る小さな谷間」を意味するという解釈がある一方で、保谷という名の人物(保谷氏)がこの地の開発に関わったことが起源とする説も残されています。
豆知識としてぜひこの機会に覚えておいてはいかがでしょうか!
しらべぇが伝えています。
編集者:いまトピ編集部