エアコン「早く冷やしてお金は半分以下」あのボタンだけでOK

sirabeeの記事を紹介する。
エアコンをつけてもなかなか涼しくならないと感じるとき、どうすれば素早く冷やせて、かつ電気代を抑えられるのか。
風量を強にすると、「体感として涼しくなったと感じた」という。
実際にサーモカメラで表面温度を見てみると、設定温度を下げたときよりも、風量を強にしたときのほうが、リポーターの体の表面温度や、周囲の壁や床も冷えていることが明らかになった。
さらにこの2つのケースで、消費電力の違いについてもチェック。
設定温度を1℃下げて15分計測すると、消費電力は0.14kWから0.32kWと倍以上に増えた。設定温度を1℃下げると、エアコンの電力の約8割を消費する、室外機内部の「圧縮機」に負荷がかかるためだ。
一方で、風量を強にして同様に15分計測すると、消費電力は0.14kWから0.17kWと微増した。風量を強めると、室内機内部のモーターが稼働する。音は大きくなるものの、使う電力はわずかに増える程度のようだ。
この2つの設定で1ヶ月間使用すると、電気代にどれほどの差があるのか。午後1時から3時の2時間、電気代31円/kWhで計算したところ、1℃下げた場合は1ヶ月で約1,050円だったのに対し、風量強では約480円と半分以下に。設定温度を下げるよりも、風量を強にした方が素早く冷やせて、かつ節電になるようだ。
また、「風量を弱にした場合」と、「風量を自動にした場合」のどちらが節電になるかもチェック。
エアコン大手の「ダイキン」が、あさ8時からよる7時までの11時間エアコンを稼働させて実験したところ、風量「弱」では、電気代は1ヶ月で約3,570円なのに対し、「自動」は約2,580円に(環境により異なる)。
これは、「弱」の場合には目標の設定温度になるまでに時間がかかる一方で、「自動」は大風量で一気に冷やして目標の設定温度に早く到達し、その後は余分な電力を使わないため。節電したい場合には、風量は「自動」にするのがよさそうだ。
編集者:いまトピ編集部