2025/7/24 14:46

「学力の低い高校で教えてて何が辛いって…」その後のコトバに頭を抱えた

勉強

教育についてBUZZmagが紹介。

「学力の低い高校で教えてて何が辛いって、生徒が「知的好奇心」を全く持ってないこと。

彼らの「面白い」は「瞬間的・感覚的に笑える」ということでしかない。習ったことがつながるとか、考えてみれば奥深いとか、苦労して分かる楽しさとか、そういうのが全然ない。勉強の面白さが一切伝わらない。」
「「生徒の心に火をつける」とか言う人は、偏差値30を切るような生徒相手ににそれをやって見せてもらいたい。

「生徒の心」は生徒の数だけあるわけで、中には着火剤の付いた乾いた備長炭みたいな心もあれば、丸一年水に浸かってた直径2mの丸太みたいな心だってある。当然だけど後者は燃えない。」
「公立の小・中学校には(地域差はあるにしろ)ある程度いろんな学力の生徒が散らばって在籍してる(はずだ)けど、高校は(概ね)学力で選抜されてやってくるから、一定のゾーンの生徒が固まってる。学力が低い学校は本当に授業がしんどい。

そういう中でなんとかやっていかないといけない。」
「もちろん授業に真面目に取り組んでる生徒はいるし、自分の授業を面白いと言ってくれる生徒もいる。一つの学校のなかでさえ学力や学習に向かう態度は一定ではない。

でもやっぱり集団として、総体として見たときには…。」
「彼らに共通するのは「家庭学習の習慣がなく、学習内容が定着しない」こと。小テストや定期テストの前のごく短期間は詰め込み勉強をするけど、終わったらすぐに全部忘れる。

「中学校で〇〇は習ったよね」「これは1年生で習った××の発展形で…」みたいなのは通用しない。最初から〇〇や××を教え直す。」
「例えば関係代名詞を扱うときには「中学校で習ったよね」ではなく「『代名詞』っていうものがあってね、アイマイミーマインとかいうやつ、あれのことね」から始まる。まずは代名詞の表を埋めることができるか、そこから確認。書けない。覚え直し。関係代名詞に辿り着かない。」
「でもまぁ授業アンケートで「初めて英語を楽しいと感じた」「もっと勉強したいと思った」なんて書いてもらうと「教師冥利に尽きる」なんてニヤニヤしてしまう自分もいたりして。ごくごく一部ですけど。

悪いことばっかりではないです。がんばってます。」

知的好奇心は大切なことのようです。
この投稿に対しネットでは

●よーくわかります。長年かけてじっくり培った彼らの価値観なんで、簡単には覆せないですよ

●教える云々の前に、まず話を聞いてもらうのが難しい…。興味のある話題を組み込んで実践的に教えるも、みんながみんな同じことに興味があるわけでもないしなぁ

●で、このまま大人になるから仕事でも1度やったはず・聞いたはずの内容を毎回ほぼゼロから始めることになるんだよね

●あの時まさにそうでした。社会人になってから勉強の重要さと楽しさを知りました。先生ごめんなさい

などの声が集まりました。考えさせられますね。

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編集者:いまトピ編集部