2025/7/31 20:35

「バナナ」食べすぎると…デメリットは

バナナ

バナナの食べ方によって体にどのような悪影響が及ぶのかサンキュ!が紹介。

バナナには、おもに次のような栄養素が多く含まれています。

・ビタミンB6
・ビタミンC
・カリウム
・銅
・マグネシウム

これらには、健康な肌を維持する、老化や日焼けを防ぐ、ストレスや風邪などの抵抗力を高める、血圧を下げる、活性酸素を除去する、酵素の働きを助ける、などといった役割があります。
バナナを上手にとり入れることで健康増進だけでなく美容にもよい影響が期待できるとのこと。

多くのメリットが得られるバナナですが、過剰に摂取することで思わぬデメリットが生じることも。

・体が冷えやすくなる
バナナは熱帯などの暑い地域で栽培されていることに加え、含まれているカリウムの多さによって、食べすぎると体を冷やししてしまう可能性があるそうです。

暑い地域の食材は体を冷やす作用を持つ傾向にあり、カリウムの利尿作用で体熱が放出されやすくなるのです。
冷えている場所や涼しい時季に多く食べたり、冷えたものと組み合わせて食べたりする場合には作用が強まりやすくなる可能性があるため注意してください。
体の冷えが強くなると自律神経の働きが乱れ、内臓機能や睡眠の質などが低下しやすくなることも。
冷房で体調をくずしやすいという人、手足やお腹が冷たいという人は、とくに食べすぎに気を付けて、とのこと。

・結石の原因になる
バナナには、腎臓に結石(石のような結晶の塊)をつくるもととなる、シュウ酸という成分も含まれています。
シュウ酸は未熟のバナナに非常に多く含まれ、生のほうれん草と同じくくらいといわれているそうです。
熟すことによって少なくなると考えられていますが、完熟バナナであっても食べ過ぎてしまえばシュウ酸のとりすぎは避けられません。
とくに、過去に結石ができたことがある人、肥満の人、食事が偏っている人などは、リスクが高くなるので食べ過ぎに要注意。

・脂質異常症や肥満の原因になる
バナナ100gあたりの糖質量は、中程度の大きさ1本(皮付き160g、果肉のみ100g相当)で21.4g含まれていて、これは、白米のごはん60gと同じ数値とのこと。
糖質をとりすぎてしまうと、血中の中性脂肪を上昇させたて脂質異常症になったり、脂肪が蓄積して肥満の原因に。
そもそも、バナナは果物の中では高カロリー。100gあたり93kcalのエネルギーが含まれており、これも白米のごはん60gとほぼ一致するとのこと。

具体的な摂取量の目安になるのが、厚生労働省と農林水産省が発表している食事バランスガイド。それによれば、1日の果物の適量は200gとされています。これは中くらいの大きさのバナナ2本分に相当しますが、健康な人の場合に限るとのこと。

適量でおいしく健康的に召し上がっては。

 「バナナ」を食べすぎるとどうなる?知っておきたいバナナのメリット&デメリット | サンキュ! 「バナナ」を食べすぎるとどうなる?知っておきたいバナナのメリット&デメリット | サンキュ!

編集者:いまトピ編集部