天才的な日傘が見つかる…まるで戦国時代のエリート武者のよう

各地で暑い日が続いていますが、先日お邪魔した「猛暑対策展」(会場=東京ビッグサイト)で天才的な暑さ対策グッズを発見しました。sirabeeより紹介します。
7月15日から17日まで東京ビッグサイト(東京・有明)で開催された暑さ対策グッズの見本市「猛暑対策展」。
水冷服やファン付きベスト、最新のデオドラントシートから巨大な持ち運び式クーラーまでおよそ120ものメーカーが最新アイテムを展示しました。
これまで毎年同イベント取材に赴きその年のトレンド涼感・冷感アイテムを探ってきたSirabee記者は、家電メーカー「サンコー」ブースで、「ハンズフリー背負える日傘」(12,800円)なる商品を発見。実際に体験させていただきました。
面白くて役に立つ商品で知られる東京・秋葉原発の家電メーカー・サンコー。
「ハンズフリー背負える日傘」は、手に持たずに使える日傘で、上半身に装着するハーネスで傘を頭上部に固定するスタイルをとります。
傘部分はUV99.9%カットと日除け効果に優れており、重さは約980グラム。通常の日傘が約250グラムなので約4倍の重さはありますが、ハーネスがピタッと固定させるので重さは大して感じません。
装着すると、まるで戦国時代の合戦場の華といわれた母衣(ほろ)武者のよう。甲冑の後ろに風船のような装飾具を着けたエリート武者そのものです。
楕円を描く日傘が頭、首、そして襟ぐりを完全にカバーしてくれるので、太陽光をしっかり遮ってくれ、さらに背中の素材がメッシュなので通気性も抜群。
用途としては主に庭いじりや畑作業ですが、筆者は年間4万ショットを切るアマチュアカメラマンでもあるので屋外撮影時や、イベント参加時の待機列でも十二分に役立つと感じました(その体験記は後日)。
そう、『コミックマーケット』などこの時期開催されるイベントの大敵が太陽光。屋外では通常の日傘を使用することが多いですが、やはり片手が塞がってしまうことが大きなデメリットであり、同商品があればスマホ操作など「他の作業」に集中できるのです。ちなみに直射日光で画面が見えづらくなることも防いでくれます。
雨にも耐えられる素材といいとこだらけですが、唯一、弱点としては強風時でしょうか。
同商品は傘部の折りたたみが可能で、かつ多少の風にも耐えられるよう四隅をベルトでピンと固定させているので安心ですが、日傘のようにパッと閉じることはできないので、早めにハーネスを解除して同商品を下ろしておく必要がありそうです。ま、そもそも強風時に庭や畑で作業を続けないとは思いますが…。
また、この見た目がちょっと気になる人もいそう。しかし、年々暑さが激しくなる日本列島で猛暑対策は命を守る重要なアクションであり、この「ハンズフリー背負える日傘」はその一翼を担う秀逸なアイテムと言えるでしょう。
編集者:いまトピ編集部