2025/8/24 16:34

フライパン「「買ったばっかなのに焦げ付くのは」毎回やってた…

フライパン

毎日の調理で使うフライパン。「買ったばかりのフライパンなのに、すぐに焦げ付くようになった」という経験をしたことはありませんか。

家庭用フライパンの多くは、アルミやステンレスの表面にフッ素樹脂やセラミックなどをコーティングしています。

この加工のおかげで、食材がくっ付きにくく、少ない油で調理できるのですが、使い方を誤ると短期間でその効果を失ってしまいます。

フライパンの寿命を大きく左右するNGな使い方を見ていきましょう。

強火での調理
フライパンを強火で使い続けると、樹脂の劣化につながります。特に空焚きの場合は、わずか数十秒で表面を傷めてしまう危険性もあるそうです。

セラミック製の調理器具を製造販売する京セラ株式会社のウェブサイトでは、強火で使ってはいけない理由について説明していました。

またコーティングの種類によっては、熱伝導(熱の伝わりやすさ)に優れているため、一般的なフライパンよりも熱まわりが良い場合があります。これを知らずに火力を強めにしてしまうと、フライパンは必要以上に高温状態に。結果としてコーティングを傷めてしまう原因になります。

金属製の調理器具の使用
炒めものなどでうっかり金属製のフライ返しやフォークを使ってしまうと、コーティング表面に細かい傷が入ります。

一見すると目立たない傷でも、そこから劣化が進行し、食材のこびり付きやすさが増すでしょう。

急激な温度変化
熱したフライパンをすぐに冷水で冷やすのもNG行為の1つです。金属部分は急速に収縮しますが、コーティングはその変化に対応しきれず、表面がひび割れてしまう可能性があります。

冷たい水を一気に入れたりかけたりするのは避けましょう。

間違った洗い方
焦げ付きを落とそうと研磨剤入りのスポンジや金属たわしでゴシゴシこするのも危険です。

汚れと一緒にコーティングそのものまで削り取ってしまい、結果的に寿命を縮めることにつながります。

汚れを放置する
汚れが付いた状態のままのフライパンを長く放置するのも避けましょう。

同ウェブサイトでは、その理由について以下のように説明しています。

フッ素コーティングには目視できないような小さな孔(穴)があります。調理後もすぐに皿に盛り付けずそのままにしておくと、油や塩分、調味料が孔から入り込みコーティングが浮き上がる状態となります。

京セラキッチンオンラインストア ーより引用
フライパンの熱が冷めるまでの間に、キッチンペーパーなどで汚れを軽く拭き取っておくといいでしょう。

洗う時は柔らかいスポンジを使い、十分に乾燥させてから、湿気がこもらないように収納することも大切です。これによりサビや劣化を防ぎ、表面の滑らかさを保つことができます。

どうしても落ちない焦げ付きがある場合には、重曹水を使った煮洗いがおすすめです。重曹の力で汚れを浮かせ、コーティングを傷付けることなくきれいにできます。

正しい使い方を意識していても、フライパンのコーティングには、やがて寿命が訪れます。

以下の変化が見られた場合は買い替えのサインです。

・食材がこびり付きやすくなった。

・表面が白っぽくなった。

・ざらつきを感じるようになった。

メーカーにもよりますが、2~3年程度使っているようなら寿命と考えていいでしょう。

お気に入りのフライパンを少しでも長く愛用するために、今日からできる小さな工夫を取り入れてみてくださいね。

「買ったばかりなのに焦げ付く…」 企業の助言に「毎回やってた」「だからか」  –  grape [グレイプ]「買ったばかりなのに焦げ付く…」 企業の助言に「毎回やってた」「だからか」 – grape [グレイプ]

編集者:いまトピ編集部