2025/8/26 11:09

「絶対に止まってはいけない」道路、数分で「生命の危機」も…「歩くと5分くらいが限界」

倒れる

もはや夏の風物詩ともいえる「びっくり道路選手権」。

「びっくり道路選手権」とは、ゼンリン公式Xアカウントが毎年8月10日の「道の日」に開催するユーザー参加型企画。

「びっくり道路選手権」というハッシュタグを添え、全国各地で発見されたクセの強い道路や、思わず目を疑う看板・道路標識を投稿する企画で、昨年は、あまりに遅すぎる速度標識や、立地条件がとんでもない「日本一初見殺しなガソリンスタンド」などが注目を集めていた。

今回注目したいのはこちら。

「火山ガスが噴き出しているので、車も歩行者も立ち止まったらマジで命に関わる道路」

Xユーザー・やたてつさんがポストした群馬県のびっくり道路。

ポストには、「この先、約100mの区間は有毒な硫化水素ガスが発生しています。非常に危険ですので絶対に駐・停車をしないでください。歩行される方は絶対に立ち止まらないでください」という内容の、看板の写真が添えられていた。

あまりに恐ろしい内容の看板に、Xではたちまち大反響となった。

「『絶対』って書いてあるから、相当だな…」
「やっぱり群馬は危険なんやな」
「そんな危険な区域、どうやって道路工事したんだろう…?」

道路を管理する群馬県吾妻郡の「中之条土木事務所」によると、

「道路を通行する方の安全のため、道路管理者である当事務所と、交通管理者である群馬県長野原警察署の連名で設置したものと思われます」

とのこと。

ポスト投稿主・やたてつさんは群馬県嬬恋村、万座温泉付近で撮影。

「有名な毛無峠の『この先危険、群馬県、通行止め』という標識から車で20~30分のところにあり、そこへ行くついでに下調べして立ち寄りました」

「車で走ると距離が短いので、窓を閉めていれば特に異変はありませんが、降りて歩いてみたところ、鼻の奥まで突き刺さるような硫化水素の腐卵臭がすごくて、5分くらいが限界でした」

なお、嬬恋村と同様に硫化水素ガスの問題を抱える、同じく群馬県吾妻郡の草津町公式サイトでは、有毒な火山ガスの恐ろしさについて、

「硫化水素ガスは、空気よりも重いため、地表に沿って滞留します。よって、天候が曇で無風状態の場合には、ガスが拡散しないため、噴気地帯のガス濃度が高くなる場合がありますので、その日の天候状態には特に注意が必要となります」

と注意喚起。

硫化水素ガスは、濃度が低ければ「強い臭気」程度で済むが、濃度が高いと「生命の危機」や「数分間で死亡」といった恐ろしいケースにも繋がる。

通行の際は、くれぐれもご注意を…。

以上、Sirabeeからお届けしました。

日本一恐ろしい道路看板、警告の内容にゾッとした わずか数分で「死亡する」恐れも… – Sirabee日本一恐ろしい道路看板、警告の内容にゾッとした わずか数分で「死亡する」恐れも… – Sirabee

編集者:いまトピ編集部