肌が急激にオバサン化してる…情報過多の中「正解スキンケア」がこちら

あの雑誌では「NG」と言われていることが、美容系ウェブメディアでは「正解」と言っていたりする。Web検索やSNSなどのおかげで、知りたい情報を簡単に調べることができるようになりましたが、その反面「本当なの?」と思ってしまうような、不確かな情報もあふれています。
そこで、大ヒットコスメ「DUOクレンジングバーム」の生みの親でもあり、登録者数15万人越えの人気YouTubeチャンネル『さきめぐ Beauty Class』を運営、女性誌でも活躍する美容家の咲丘恵美さん・通称さきめぐ先生に、都市伝説になりつつあるスキンケアのあれこれについてお伺いします。化粧品開発者でもあり、科学的知見に精通した先生の解説は見逃せない!
オトナサローネより紹介します。
Q1.スキンケアアイテムに記載されている「適量」ってどれくらい?
A.肌表層のケアアイテムと、肌深層のケアアイテムで違いがあります。季節や肌状態、パーツによっても変えましょう。
肌表層のケアアイテムは、化粧水(水分補給)と、乳液・クリーム(油分保湿)を指します。これらは水分・油分のモイスチャーバランスを取るアイテムなので、温度や湿度などの環境、肌状態によって適量が異なるため、「適量」と記載するメーカーさんが多いんです。
ほとんどの方が水分不足なので、化粧水は手のひらに乗せられる量(3振りくらい)を1〜3回まで塗りましょう。あまり乾燥してない日は1回で十分です。
乳液は容器によって吐出量が異なるので目安が難しいのですが、だいたい1〜2プッシュ。クリームはパール大2つ分くらいが目安です。
毛穴の黒ずみになったことがないというような真正の乾燥肌の方以外は、基本的にTゾーンは自ら皮脂が出るので、油分保湿はそれほど必要ありません。なので、乳液・クリームは塗らない、または手に余った分を少量塗る程度にしてみましょう。
化粧品はケチって少量だけ塗ると効果を発揮できないことがあるので、しっかり適量を塗ってください。夏と冬では肌の乾燥が違うので、季節ごとに量を変えることも大切。あくまでも目安なので、自分の肌状態をよく観察しながら調整しましょう。
肌深層ケアアイテムは美容液です。お肌を深層から立て直すアイテムなので、メーカーさんがきちんと効果の出る量を記載していることが多いです。
Q2.いろんな成分を取り入れたいからといって、アイテムを塗りすぎるのは肌に良くない?
A.3つのシンプルステップがおすすめ! でもオールインワンは推奨しません。
化粧品には肌のための成分だけでなく、化粧品保持のための成分(防腐剤やpH調整剤など)も入っていて、塗るアイテム数が多すぎると肌へ負担がかかってしまうので、最小限のシンプルステップケアがおすすめ。
<肌表層に水分を与える化粧水>、<肌深層を立て直す美容液>、<肌表層に油分を与える乳液またはクリーム>の3つを使えば十分です。
シンプルステップと聞くとオールインワンが思い浮かぶかもしれませんが、オールインワンのみを使うのは推奨しません。
理由は2つあり、1つ目は、オールインワンには美容成分だけでなく、水分や油分、界面活性剤、ポリマーなど、1個でスキンケアを済ませるためにたくさんの成分を配合する必要があります。そのため、美容成分が入る余地が少ないからです。
2つ目は、水分と油分の両方が入っているため、肌状態や皮脂分泌に合わせて調整することができない点です。水分・油分のモイスチャーバランスが取りにくいので、化粧水と乳液またはクリームは、それぞれ塗るのがおすすめです。
編集者:いまトピ編集部