2025/9/17 14:36

警察署から着信「ニセモノでした」…巧妙すぎる「ニセ警察官」

警察

最近、全国で相次いでいる『警察官を名乗るニセモノ』による詐欺被害。

電話番号を偽装して本物の警察署からの着信に見せかけたり、ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を映して信用させたり…手口はますます巧妙化。

察の制服や装備品の精巧なレプリカも、ネットで容易に手に入る時代なのでなおさら。

そこで今回は、元警察官である筆者の視点から、ニセ警察官を見分けるための具体的なポイントを紹介します。

1.警察署へ在籍を確認する

本物の警察官は、必ず『どこの警察署』『どの部署』『階級』『氏名』を名乗ります。また、
肌身離さず警察手帳を所持しているので、警察手帳の提示を求めると提示してくれます。

一方、ニセ警察官は「警察です」「刑事の△△です」など、所属や階級をはっきりいわないことが多いです。

ただし、最近は実在する警察署や部署名を名乗るケースも。『名乗った=本物』とは限りません。

重要なのは、名乗りを聞き取った後、自分で調べて在籍確認をすること。

警察署の代表番号を自分で調べて電話し、『その警察官が本当に在籍しているか』を確認しましょう。

2.警察手帳をうのみにしない

最近特に増えているのが、オンライン通話を利用したニセ警察官。

「あなたに逮捕状が出ている」などと不安をあおり、画面上に逮捕状の画像を提示。さらに本物か尋ねられると、警察手帳の映像まで見せて信用させようとします。

・警察官がオンライン通話で事情を聴取することはありません。

・逮捕状は裁判所が発行する文書であり、警察官が事前に「あなたに逮捕状が出ている」と本人へ告げることは基本的にありません。

・警察手帳は現場で本人確認のために提示するもので、映像越しに提示することは想定されていません。

つまり、画面越しに逮捕状や警察手帳を見せてくるという時点で、それはニセ警察官である可能性が極めて高いのです。

オンライン通話での手帳提示は絶対に信用してはいけません。

3.警察が『絶対にやらない行為』

ニセ警察官の詐欺を見抜く上で一番分かりやすいのは、『警察が絶対にやらない行為』を知っておくこと。

【警察が絶対にやらない行為】

・オンライン通話で事情を聴取したり、逮捕状や手帳を提示したりすることはない。

・キャッシュカードや通帳を預かることはない。

・暗証番号を聞くことはない。

・現金を確認したり、持参を求めたりすることはない。

上記に加え、特に注意したいことは時間的な制約を設けて脅すこと。

「この電話を切ると逮捕される」「〇時間以内に口座情報を伝えないと犯人として扱われる」など被害者が焦る状況へと追い込み、正常な判断ができないように仕向けます。

警察は絶対にやらない行為を頭に入れておくことが、ニセ警察官を見抜く最短の方法です。

ニセ警察官の手口は年々巧妙になり、制服や手帳まで本物そっくりに再現される時代。しかし、冷静に『官職・氏名を確認して在籍を調べる』『オンライン通話は信用しない』『警察がやらない行為を覚えておく』という3つを押さえておけば、見抜くことが可能です。

焦らず確認して、自分や家族を詐欺から守りましょう。

以上、詳細はgrapeをご覧ください。

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編集者:いまトピ編集部