2025/10/13 13:28

アサヒスーパードライ、一時的に消えるかも

アサヒスーパードライAmazon

・DX先進企業のアサヒGHDがランサムウェア被害を受け、グローバル統合ERPが停止。効率化の裏に潜む「集中リスク」が露呈した。
・ERP一本化は業務効率を高める一方で、障害時に全体停止の危険を伴う。企業は防御より「継続」を前提にしたBCP設計が急務に。
・今後はERP集中から分散型アーキテクチャへ転換が進む可能性。DX成功企業ほど脆弱になるという逆説が突きつけられた。

 2025年9月、国内外のビール事業を展開するアサヒグループホールディングス(以下、アサヒGHD)が、サイバー攻撃を受けて基幹システムが停止した。攻撃の影響は物流や販売システムにまで波及し、一部商品――特に看板ブランド「スーパードライ」が一時的に店頭から姿を消す可能性も指摘されるほどだ。

 アサヒGHDは「グローバル統合ERP(基幹業務システム)」を導入し、調達から製造、販売までの全業務を一本化していた。DX(デジタルトランスフォーメーション)先進企業として名高い同社が、なぜ深刻な被害を受けたのか。この事件は、ERP一本化という「効率化の象徴」が、いかにしてリスクの集中点になり得るのかを示す警鐘ともなった。

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スーパードライが消える?DX先進企業・アサヒを襲ったランサムウェアの衝撃 | ビジネスジャーナルスーパードライが消える?DX先進企業・アサヒを襲ったランサムウェアの衝撃 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部