2025/10/25 14:32

ヒートテックのパッケージは捨てないで…

ヒートテック ユニクロAmazon

もはや寒い季節の定番、ヒートテック。

そのヒートテックのパッケージの“天才的すぎる”活用術があった。

夏冬の年2回開催されている大手模型メーカー・海洋堂主催のワンフェス。毎回約3万5,000人もの来場者を集めるガレージキット、フィギュアファンなら誰もが知る国内最大級のイベントだ。

現地に行くと、造形系衣装に身を包んだコスプレイヤーたちが一般カメラマン相手に撮影対応中。その現場に、かつて見たことがない機材で淡々と撮影を続ける一人の賢者がいた。

自らを“コスプレ撮影の芋カメコ”と称する敏腕カメラマンの黄八さんだ。

彼の持っているカメラ上部には、ユニクロ「ヒートテック」のパッケージが装着されており、パケ表面は被写体の顔に向かっている。

「なんでこんなことをしているんだい」

黄八さんに無理やり取材を申し込んだ。

「ああ、どうぞどうぞ。なんでもお話しますよ」

記者の突撃取材を快くOKしてくれた黄八さん。

なぜヒートテックの袋を着けているのか問うと、こんな回答が返ってきた。

「カメラ上部にある外付けストロボの光を、より柔らかく被写体に向けて拡散させるために着けているんです。いわゆるディフューザーです」

外付けストロボから発射された光は、縦長なプラパックの白い面にぶつかって広がり、適度に被写体を照らしていく。直接ストロボから強い光を当てるのと比べ、より自然でソフトな光になる。

「原価がほとんどかかっておらず、外側をアルミ線で固定しているので折り曲げも自在。バッグにも収納しやすい」

軽量な上にパタパタっと折りたたむと非常にコンパクトに。

カメラ関連の機材は消耗品である。一つ数万円もする周辺アクセサリー類まで、壊れては買い直すのがカメラマンの宿命。

リーズナブルに装備を整えたい場合や、旅先や遠征先などで万が一備品が破損した時などに、このヒートテック式ディフューザーを自作すればきっと解決できるだろう。

「過去には、100円均一で購入した小型の食品保存容器なども試しました。外付けストロボの発光面と信じられないほどぴったり合いまして、光も柔らかくなったんです。まさにこれぞシンデレラフィット!」

かつてペヤングの容器や、カップラーメン容器をストロボに装着し光を自在に操る“魔術師”たちを取材してきたが、今回の黄八さんも彼らに並ぶアイデアマンであった。

以上、Sirabeeからお届けしました。

ヒートテックのパッケージは捨てないで… “天才的すぎる”活用術に脱帽「これぞシンデレラフィット」 – Sirabeeヒートテックのパッケージは捨てないで… “天才的すぎる”活用術に脱帽「これぞシンデレラフィット」 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部