「秋に太りやすい」のは「食欲の秋」のせいじゃない…

秋は美味しい誘惑が多い季節。

夏に頑張ってダイエットしても、この時期に油断すると一気にリバウンド……ということも。

「食欲の秋」が原因だと思いがちですが、実は、秋は私たちの体がもともと太りやすいメカニズムに切り替わる季節でもあるのです。

冬に向けて気温が下がると、私たちの体は寒さに備えて体温を維持しようとします。その防衛本能として、エネルギー源である皮下脂肪を蓄えやすくするモードに。夏と同じ量を食べていても、脂肪として溜め込みやすくなるのです。

つまり、寒い冬を健康的に過ごすために、体が自然と体脂肪を溜め込みやすくなります。

この時期をどのように過ごすかによって、太りやすさは格段に変わります！

体脂肪を溜め込みやすい時期とはいえ、涼しい気候で運動を楽しみやすい秋は自然と運動量が増えて基礎代謝も上がりやすくなります。同時に、ダイエットの絶好のチャンス。

何もしなければ脂肪を蓄えやすくなりがちですが、食物繊維の豊富な野菜類からしっかり食べるようにし、血糖値の急上昇を防いで満足感を高めれば、余分な脂肪を蓄えにくくすることが可能。

また、寒暖差で自律神経が乱れ、血流や代謝が低下しがちな秋は冷え対策が大切。温かいスープや白湯を飲む、根菜類などの温まる食材を取るなど、体の内側から体温を保って代謝の低下を防ぎましょう。

その上で適度な運動を行えば、知らぬまにどんどん太っていってしまうことはありません。

秋太りの原因は“本能的な蓄積モード”と“食欲増進”。

旬の野菜から食べ始め、体を温め、適度な運動で代謝を上げて、無理なく健康的に秋を楽しんでくださいね。

以上、アサジョからお届けしました。

“食欲の秋”が原因ではなかった！「秋太り」を防ぐために知っておきたいこと | アサジョ