『Switchはモバイルバッテリーになる』←コレ、実は「充電できないスマホがある」「1%増えるのに2分かかる」メリットは少ない

もはや一家に一台は当たり前?になりつつあるNintendo Switch。
倒的な支持を集め、2023年の8月時点で国内3,000万台を突破。
そのSwitchが現在、「スマートフォンの充電が出来てモバイルバッテリーの代わりになる」と話題になっています。
今回はSwitchの有機ELモデルとHAD、Xperia XZとXperia10 IVを使って検証してみました。
まずSwitch有機ELモデルとXperia XZを「USB Type-C」のケーブルで接続。
するとSwitchの充電が始まりました!
つまり…スマホからは充電が奪われている状態!逆!
しかしほどなく「USB接続の用途」なる項目がスマホに表示されるので、「この機器を充電する」という項目を選ぶと、スマホが充電できるように。
続いて、Switch(HAD)とXperia10 IVを「USB Type-C」のケーブルで接続。
すると、先程と同じようにSwitch側が充電される事態に。
しかしXperia側に「USB接続の用途」が表示されず、充電は不可。
有機ELモデルとHADモデルを入れ替えたりしてみたのですが、Xperia10 IVはSwitchからの充電が出来図、逆にXperia XZは、どちらのSwitchを使用しても問題なく充電が可能でした。
Switchiとスマホの相性があることはわかりました。
しかしここで更なる大きな問題が。
それは…充電速度はめちゃくちゃ遅い!
1%充電が増えるのに2分ほどかかっていました。
ちなみにNintendo Switchの電池容量は、4,310mAh。
これだと満充電の状態でもiPhone14あたりのスマホ1回分にもならないんですよね……。
ゲームショップの店員さんも「基本的に任天堂が公式で発表していないことはしない方がいい」と語っています。
デメリットをまとめると、下記のようになります。
「任天堂は公式にモバイルバッテリーのような使い方を認めていない」
「容量が少ない上に充電にも時間がかかる」
「故障した際に保証外となる可能性が高い」
「スマホによっては充電されないことがある」
「モバイルバッテリーが安く販売されており、メリットは少ない」
というわけで、モバイルバッテリー代わりにするのはあまり意味がないかなと。
実際に480円程度で10,000mAhのモバイルバッテリーが販売されているので、そういったものを使用した方が安全確実です。
ただ、Nintendo Switchからの充電は、災害時など緊急時に手元にモバイルバッテリーがない時のために覚えておくといいかもしれませんね。
以上、秒刊SUNDAYからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部