〇〇を買うと「家計が破滅」して破産しやすい・・・

「人生最大の出費」といえば何を思い浮かべますか?
節約アドバイザーの丸山晴美さんによると、あるものを購入すると、破産に陥りやすい人がいるそうです。
今回はそんな「住宅購入破産」の3つのパターンをご紹介します。
丸山さんによると、「特に今は、住宅購入によって破産しやすいご家庭があります」とのこと。
◾️住宅購入破産しやすい人1:共働きで年収1,000万円前後のパワーカップル
最近では夫婦とも正社員でそれぞれ年収400~500万円、2人合わせて年収1,000万円ほどの、いわゆる「パワーカップル」と呼ばれる方たちが増加中。
高額な住宅を購入し、夫と妻それぞれが限界近くまで住宅ローンを組んでいるケースがよく見られます。
実はこの傾向はとてもリスキー。
住宅購入による破産の可能性が高い、典型的なケースです。
少し前までは「大黒柱(家計の中心人物で夫の場合が多数)の月収の3割以内」が一般的でした。
これなら急に大黒柱の収入が減っても、もう1人が働くことでカバーでき、破産に陥ることはほとんどありません
しかし、パワーカップルの場合、片方に何かあって収入が減っても、もう1人がカバーすることができません。
たちまち家計がマイナスになり、住宅ローンが払えなくなって自己破産に陥る危険性があるのです。
◾️住宅購入破産しやすい人2:住宅を買うタイミングが悪かった
ここ数年、物価の上昇とともに住宅価格も上がり続けています。
買うタイミングが違っただけで、支払い額が大きく変わることになります。
特に住宅価格が上昇しているここ数年間に購入をした場合、「高値づかみ」をした可能性があります。それは今後、不動産価格が下落した際のリスクとなることを頭に入れておきましょう。
◾️住宅購入破産しやすい人3:35歳以上で35年の住宅ローンを組んでいる
今は晩婚化も進んでおり、35歳以上で35年の住宅ローンを組んでいる人も珍しくありません。
単純計算すると、70歳くらいまで住宅ローンを払い続けることになります。
しかし、現在の定年は60〜65歳くらい。
定年後に、5〜10年間も住宅ローンを払い続けるのはとても大変なことです。
定年をすぎてから家も貯蓄もなくしてしまうのは、若い時期にそうなるよりもずっと辛いものです。
老後破産にならないように、健康で収入があるうちにしっかりと蓄えておくことが大切とも言えるでしょう。
住宅購入は、十分な準備ができていれば問題ありませんが、無理のある買い方・支払い方をしていると、何かあったときにすぐ家計が赤字になり、「家計の体力」ともいうべき貯蓄を使い果たして、破産に陥ってしまうことになります。
上記の3つのパターンに当てはまっているご家庭は、特に危険。
今すぐローンの組み直しを検討し、今後のローン返済のプランをしっかり立てて準備しましょう。
また、住宅を購入する前の方は、そもそも購入がベストとは限らないことを覚えておきましょう。
ライフスタイルに応じて住み替えがしやすい賃貸派も、これからの時代、さらに増えていくでしょう。
人生最大の出費である「住宅購入」。
慎重に検討して無理のない支払い計画を立ててくださいね。
以上、ママテナからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部