2024/2/28 22:17

日本人、ハムを食べなくなる…理由は「ソーセージやベーコンに比べてハムは〇〇がないから」

ハムAmazon

かつては朝食の定番食品であり、お歳暮の人気商品だったイメージだったのだが…。

総務省が発表した家計調査によれば、「ハム」を買うために支払う年間支出金額が減少を続けているという。

2023年の2人世代以上のハムの年間支出額はこの10年でおよそ20%減少。
加工肉全体の年間支出額はこの10年で約500円の微増となっていて、ソーセージやベーコンはほぼ横ばいの状態にあることから、やはり「ハム離れ」が鮮明となっているのだ。

「ハムを食べなくなった原因の1つには、ハムなどの加工肉を食べると『がんになりやすい』という研究結果のイメージが残っている面もあるでしょう。

世界保健機関(WHO)の研究機関である国際がん研究機関(IARC)が、加工肉を1日に50g食べた場合、大腸がんのリスクが18%高まると発表。2015年当時、加工肉メーカーはこれに猛反発し、WHOは「一切食べないようにとは求めていない」と弁明しました。

ソーセージやベーコンでも同様のはずですが、ハムだけが嫌われるのは、単体で食べることがあまりなく、腹持ちもそれほど良くないといった理由が考えられます」(フードジャーナリスト)

加えて、ハムにとっては致命的なある変化が。

「ハムエッグにサラダにトーストなど、ハムは朝食に食べるもの、というイメージがあると思いますが、近年は朝食を食べない人が増えているのです。

ハムエッグで使われる卵の価格が急激に高騰した影響もあり、さらにハムは存在感を失いつつあります」(前出・ジャーナリスト)

朝食の欠食率は増加傾向にあるといい、今後さらにハムの存在感が薄れていきそうだ。

以上、アサ芸ビズからお届けしました。

年間消費量が大幅減少!日本人が「ハム」を食べなくなった「生活習慣の変化」って何だ  |  Asagei Biz-アサ芸ビズ年間消費量が大幅減少!日本人が「ハム」を食べなくなった「生活習慣の変化」って何だ | Asagei Biz-アサ芸ビズ

編集者:いまトピ編集部