2024/2/29 14:48

本当は意味のない家事「布団を〇〇く」「野菜の〇〇抜き」「小麦粉を〇〇で保存」全部やってた・・・

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その家事、本当に意味ありますか?

当たり前のようにやっている家事のなかには、じつはあまり意味のないものや逆効果のものがあることも。
また、昔は必要だったけれど、時代の変化に伴い、不要になる家事もあります。

今回はじつはやっても意味がない、もしくは逆効果ともなりかねない家事を5つご紹介。

1.布団をたたく

天気の良い日に干した布団をパンパンとたたくと、白い粉のようなものが舞って、ホコリやダニが落ちているように感じるかもしれません。
じつは布団たたきは逆効果な家事のひとつ。
布団をたたけば、表面の汚れは落ちますが、それ以上に繊維を傷めて布団の寿命を縮めたり、アレルギーを引き起こす可能性のあるダニの死骸やフンを飛散させたりすることにつながります。

布団を干す目的は、汚れを落としたり、ダニを死滅させたりすることではなく、乾燥させること。
天気のよい日中1~2時間干したら、たたくのではなく、表面をなでるように払って表面の汚れを落としましょう。布団を取り込んだあとで、その表面に掃除機や布団クリーナーをかける、ダニの死骸やフンを含めた汚れを吸い取ることができます。

2.重曹とクエン酸を混ぜる

弱アルカリ性の重曹は油汚れや手あかなどの酸性の汚れを、酸性のクエン酸は水あかや石けんカスなどのアルカリ性の汚れを落とすのに役立ちます。
では、重曹とクエン酸を混ぜれば、どんな汚れでも落とせるのでは…と思うかもしれませんが、これはあまり意味がありません。
重曹、クエン酸ともに、それぞれ単体で適した汚れに使う方が効果的です。

3.野菜のアク抜きをする

レシピに「野菜を水につけてアクを抜く」という記載があることがありますが、じつはあまり意味がないことも。
わらびやふき、ふきのとうなどの天然毒の含まれる山菜は、必ずアク抜きをする必要がありますが、よくアク抜きが必要といわれるごぼうやレンコン、じゃがいも、ナスなどは必ずしもしなければならないわけではありません。

そもそもアクとは苦みや渋み、変色につながる成分のことで、アク抜きはこれらを取り除くことが目的。
近は品種改良により苦みや渋みの少ない食材が増えていて、そのまま食べても気にならなくなっています。
アクに含まれる成分には、うま味や風味、体にいい働きをする栄養素も含まれています。

ふだんのご飯作りではアク抜きをせず、おもてなし料理などで野菜の色をきれいに仕上げたいときにはアク抜きをするなど、料理や状況に合わせて選ぶといいでしょう。

4.まな板に熱湯をかける

肉や魚などの生ものを切ったあとのまな板の扱いは慎重になりがち。
食中毒菌を除菌するために熱湯をかければ安心だと思うかもしれませんが、これは逆効果なことも。

食中毒菌の多くは75℃以上、1分間の加熱で死滅するといわれていますが、まな板の表面にお湯をかけるだけでは、上手く熱が届かない部分があったり、すぐに温度が下がってしまって、菌を完全に取り除けないことがあります。
それどころか、肉や魚に含まれるたんぱく質は熱湯をかけると固まる性質があるため、熱湯をかけることで、より頑固な汚れとなってしまうことも。

肉や魚を切った後のまな板は中性洗剤とスポンジを使って、汚れを洗い流してから除菌をします。熱湯を使うなら、全体に熱がしっかりと伝わるように、たっぷりと長くかけてください。塩素系漂白剤やアルコール除菌スプレーを使うのもよいでしょう。

5.小麦粉を冷蔵庫で保存する

ミックス粉は、ミックス粉を好むダニが粉の中で繁殖する恐れがあるため、冷蔵庫保存が基本です。
となると、小麦粉も冷蔵庫に入れておけば安心と思うかもしれませんが、小麦粉はNG。
蔵庫で保存すると、そこから出したときに結露が生じ、ダマやカビが発生する原因となります。
密閉容器に入れて湿気が入らないようにし、冷暗所で保存をするようにしましょう。


いかがでしたでしょうか。
なんとなくやっているその家事、今一度見つめ直してみると良いかも知れません。

以上、サンキュ!からお届けしました。

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編集者:いまトピ編集部