雰囲気で使ってない?「エスニック料理」の本当の意味…「タイとかの東南アジアの料理のことじゃ…」

今や当たり前のように使われる「エスニック料理」という言葉。
そもそも普段「エスニック」という言葉を、なんとなく雰囲気で使っているかもしれません。
その本当の意味、今さら聞けませんよね…。
エスニック(ethnic)は英語で民族的とか異国風という意味の形容詞。
特に、アジアやアフリカの料理やファッション、アートなどを指す場合に使われています。
エスニックというと、日本ではタイやインドネシアなどの東南アジアのイメージがあり、しばしば「アジアン」などの言葉と混同されています。
本来の意味では、東南アジアだけでなく、その民族固有の伝統的なものであれば、エスニックです。
エスニック料理とは、その民族特有の伝統的な料理。
日本では、特にアジアやアフリカ、中南米の料理をエスニック料理と分類していることが多いようです。
日本料理にはない香辛料や調味料を使うため、慣れていないと独特で苦手と感じる人もいますよね。
今ではすっかりおなじみですが、日本でエスニック料理が流行り始めたのは80年代に起きた激辛ブーム。
また、辛いだけでなく、野菜やハーブを多く使うエスニック料理はヘルシーでもあると、ちょうど高まりはじめた健康志向の波にもマッチし、すっかり定番化しました。
エスニック料理といえば、真っ先にタイ料理の「トムヤムクン」を思い出す人も多いのでは?
酸っぱくて辛くて、でも爽やかなあの味は「一度食べるとクセになる」と、大ブームを起こしました。
他にも「ガパオライス」「カオマンガイ」など、人気のタイ料理はたくさんありますよね。
タイ以外にも、米粉を使った料理が多く、日本人にも馴染みやすいのがベトナム料理。
「生春巻き(ゴイ・クォン)」「フォー」、そして最近では「バインミー」も話題です。
これからも様々な「エスニック料理」がブームになりそうな予感。
慣れ親しんだ和洋中の料理にはない、独特の味わいを楽しんでくださいね。
以上、サンキュ!からお届けしました。
編集者:いまトピ編集部