2024/3/9 13:09

ワークマン、ブラックと名高い「フランチャイズ方式」なのに「年収1000万、ノルマ・残業なし」…ホワイトフランチャイズの正体

ワークマン

全国に1000店以上を構える大手作業服販売チェーン「ワークマン」。
主力商品である作業服をはじめ、近年では「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」などが大きな反響を呼び、成長を続けている。

そんなワークマンの店舗の約95%はフランチャイズ加盟店。
ユニクロ」「GU」を擁するファーストリテイリングや「しまむら」はフランチャイズ制を採用しておらず、直営店を展開しているのとは対照的だ。

「フランチャイズ=ブラック、儲からない」といったネガティブなイメージを持っている方も多いだろう。
開業資金の負担、高額なロイヤリティー、慢性的な人手不足、人件費などのコスト負担…。

だがワークマン加盟店は、フランチャイズに関する悪評を吹っ飛ばすかのようなホワイト待遇が特徴だという。

たとえば昨年10月13日放送の番組『ガイアの夜明け』(テレビ東京)ではワークマンが特集され話題に。

Xでは、<ワークマン店長、平均年収1000万円超え。労働時間は1日6時間。自己資金は224万円のみ。お店も商品もワークマンが用意してくれて、発注業務はAIで自動発注。狭き門を突破できれば、バラ色の人生>といった投稿が目立った。

ワークマン公式サイトのフランチャイズ加盟店募集のページでは、フランチャイズ店のオーナーの平均年収は「約1200万」と書かれている。

ワークマンは「ホワイトフランチャイズ」と称しており、21年には『ホワイトフランチャイズ ワークマンのノルマ・残業なしでも年収1000万円以上稼がせる仕組み』(KADOKAWA)として書籍化もされている。

ワークマン加盟店推進部部長の八田博史氏は語る。

「一般的にフランチャイズというと、『休みなし』『長時間労働』といったイメージが先行するかもしれませんが、ワークマンの店舗では基本的に営業時間が7時から20時になっているほか、一部店舗を除き年末年始を含めて年間22日の店休日を設けています」

「店舗スタッフの業務をできるだけ簡略化するように努めています。レジの精算を弊社ではお昼に実施しており、開店・閉店作業を5分近く短縮できています。また独自の需要予測発注システムで発注業務をできるだけ減らすほか、一部地域を除いて夜間配送を徹底していますので営業中の荷受けもありません」

「もちろんオーナーが高い年収を得られている加盟店は各々努力されていますが、弊社では独自の報奨金システムを作っており、それが高い平均収入につながっているんです。」

「がっつり働きたい人もいればマイペースでやっている人もいるという、その自由度の高さこそがワークマンのフランチャイズの特色だと考えています。今後も各々のオーナーが自分らしい価値を求めながら、長く働き続けられるようなフランチャイズ展開を目指していきたいです」

ワークマンのフランチャイズでは、Xの投稿にもあったように開業資金は224万円しか必要としない。
また一度の契約期間は3年間だが、再契約率がほぼ99%でほとんどのオーナーは定年となる70歳まで再契約を重ねていく。

フランチャイズ契約をするためには、厳しい審査があるものの、興味のある方は「ホワイトフランチャイズ」をチェックしてみてはいかがだろうか。

以上、Business Journalからお届けしました。

年収1千万円で残業なし…ワークマンFCオーナーは健全労働、独特の加盟条件 | ビジネスジャーナル年収1千万円で残業なし…ワークマンFCオーナーは健全労働、独特の加盟条件 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部