2024/3/19 15:26

「社畜観察カフェ」で「〇〇禁止」が話題に…「観光客にとっては珍しい光景」「見られる側にとっては不快」「いつか見る側に行ってみたい」

ビジネス

一部SNS上で「社畜観察カフェ」とも呼ばれる品川駅港南口の「アトレ品川」3Fのカフェ「BLUE BOTTLE COFFEE」。

巨大ターミナル駅であることに加え、多くのオフィスビルが立ち並ぶことから、平日の通勤時間帯には品川駅の中央改札や新幹線のりば(南口)から港南口へ向かう広い通路「レインボーロード」にはビジネスパーソンの“大群”が発生。

その光景がテレビのニュース番組などで流れることも多く、一度は目にしたことがあるかもしれない。

「アトレ品川」の3Fに位置する「BLUE BOTTLE COFFEE 品川カフェ」は、北側の窓際席はガラス張りとなっており、駅の構内を見下ろす構造で、窓際席に座ると、中央改札を出てレインボーロードを港南口に向かう人々がちょうど“足の下”をくぐっていく格好になる。

通勤時間帯にはビジネスパーソンの大群が向こう側から自分の下をくぐっていくという光景の物珍しさから、窓の外に向けてスマートフォンを構えてカメラ撮影をする人も少なからずいる。

そんな同店で最近、撮影の自粛を求める掲示物が設置されているとして話題に。
数年前に設置されたという掲示物には、

<NO PHOTOGRAPHY
スマートフォンを使用した通行人の写真撮影はご遠慮ください。>

という文言が英語表記でも書かれており、外国人観光客にも向けた案内であることがうかがえる。

「今では飲食店で料理や内観をスマホ撮影するというのは普通の光景であり、基本的には法律的にも問題はない。マナーや他のお客さんへの配慮の点から、店内での無断撮影をしないようお願いしている店はあるが、屋外の撮影を禁止するケースは珍しい。というか、厳密にいえば、そんな権利は店側にはないわけで、それゆえに『ご遠慮ください』という、あくまで“お願い”の表現になっているのだろう。こうした異例のお願いをお客さんに対してするということは、撮影された通行人から一定数のクレームが入ったとしか考えられない」(外食チェーン関係者)

「カフェを見上げると、窓際にはこっち側を正面にして多くの客が横に並んでおり、ちょっと違和感があるのは確か。特に外国人観光客にとっては珍しい光景だからなのか、スマホを構えている人の中には外国人が目立つ。個人的には特に不快だとは感じないが、毎日これだけ大勢の人があそこを通過していれば、店舗に『やめさせろ』とクレームを言う人はいるかもしれない。私も一度はあそこに座って“見る側”になってみたい気もするが、わざわざ時間のない平日朝に店まで行くのも面倒だし、まあいつかは行ってみたいとは思う」(品川のオフィスビルに勤務する40代男性)

直線距離的には「BLUE BOTTLE COFFEE」から目と鼻の先の場所にも、同じように通路を見下ろせるカフェがある。
それが「スターバックスコーヒー JR東海 品川駅店」だ。

「なぜかスタバのほうはスマホ撮影する人は見かけたことがない。通行人との間に窓ガラスがなく、また距離が近いので、気持ち的に撮影しにくいということかもしれない」(前出・40代男性)

“見られる側”にとってみれば、いい気持ちになる人は少ないだろう。

以上、Business Journalからお届けしました。

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編集者:いまトピ編集部