2024/3/25 13:28

アイリスオーヤマ、初日で故障・・・交換して届いたら故障ってマジ・・・「安っぽく感じる」「実物を目で確かめてから購入したほうが無難」

残念

生活用品メーカー・アイリスオーヤマの家電製品の不具合に関する報告がSNS上で続出している。

同社の家電商品といえば他メーカーと比べて安価な価格で人気を博しているが、過去にたびたび不具合・自主回収などが発表され、『すぐに壊れる』『届いた時点で不良があった』『家電はヤバい』という評判が聞かれることも少なくない。

そんな同社の家電商品は他メーカーと比べて不良・故障が多いのか、そして「買っても大丈夫」なのか。専門家の見解を交えて追ってみたい。

アイリスオーヤマの家電をめぐっては「安いけど性能はいまいち」というイメージが広まっている背景について、家電ジャーナリストの安蔵靖志氏はいう。

「一般的にメーカーが商品開発や価格設定を行う際には、搭載する機能や部材からコストを積み上げて『じゃあ、これくらいの価格で売ろう』『これくらいの価格なら、これくらいの質感がないとダメだよね』といったプロセスをたどります。一方、アイリスオーヤマは発想が逆で、まずターゲットとする価格を先に決めて、そのあとに機能や使用する部材などを決めていきます。結果的に、どうしてもデザインや質感が軽視されがちで、消費者から『安っぽい』と感じられてしまう面はあるかもしれませんが、『安かろう悪かろう』というわけではなく、機能や性能に見合った価格設定にはなっていると感じます」

 実際のところ、アイリスオーヤマの家電は他メーカーと比較して品質的に問題があるケースが多いといえるのか。

「今回の冷蔵庫に関する報告がもし事実であるとすれば、同社の検品・品質管理面で問題があったということになりますが、このような出荷時の不良や不具合の発覚による自主回収というのは、どの大手メーカーでも起きていることです。特段にアイリスオーヤマの家電に問題が多いということはないと思います。私自身も自宅で同社製の洗濯機やエアコンなどを使用していますが、特に問題はありません。ただ、たとえば空気清浄機など、同社の製品のなかには実際に現物を見ると『ちょっと安っぽく感じる』というものもあり、そういうモノをリビングに置きたくないという人はいるかもしれません。ですので、くつろぐ空間やよく目に入る場所などに置く家電であれば、店舗で実物を目で確かめてから購入したほうが無難でしょう」(安蔵氏)

 ちなみに安蔵氏は、性能的にも一定のレベルをクリアしている商品を割安な価格で手に入れるためのアドバイスとして、次のようにいう。

「たとえば薄型テレビでは中国のハイセンスやTCLの商品が日本でも伸びていますが、日本メーカーのテレビも大半は中国の工場でつくられていることもあり、中国の製造現場にはノウハウが蓄積されているので、性能的にはハイセンスやTCLの商品でも申し分はないでしょう。これらメーカーの商品が安いのは圧倒的なバイイングパワーや大量生産などが効いているといった要因によるものなので、『中国製だから安かろう悪かろう』と決めつけず、選択肢の一つとして検討してみるのもよいでしょう。もちろん、返品対応や保証期間、サポート体制がしっかりしているのかどうかは、事前に確認することが大切です」(安蔵氏)

以上、ビジネスジャーナルから紹介しました。

アイリスオーヤマ、新品の冷蔵庫が到着時点で故障→交換で届いた商品も故障 | ビジネスジャーナルアイリスオーヤマ、新品の冷蔵庫が到着時点で故障→交換で届いた商品も故障 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部