2024/3/30 08:10

ニトリで「裏技を使ったのに安くなっていない」とキレる客…「店員が疲弊」で大混乱

クレーム

ニトリでゲリラ的に値下げ祭りが行われているとしてSNS上で大きな話題になっている。
元値から9割近く割り引かれている商品もあり、品切れになる前に入手しようと店舗に駆け込む客も少なくない。

一方で、少しでも安い商品を購入するために、店員や他の客に迷惑をかける客も散見され、批判の声があがっている。

「ニトリが値下げ祭りやってる」
「年度末のゲリラセール開催中」

そんな報告が数日前からSNS上に上がり始めた。
同時に

「値下げ価格の貼り替えが追い付いていない」
「どの商品が値下げ対象かわからない」

といった声が噴出。
それに合わせるように、独自の値下げ対象品リストを作成して公開する人や、値下げ品を効率よく購入できるという“裏技”も出現。

だが、それらの情報が混乱を生んでいる。
たとえば、“値下げ対象品リスト”に載っている商品でも、型番やバージョンが異なると値下げされていない場合もある。
それにもかかわらず、「これは値下げされているはずだ」と店員に詰め寄る客もいるとか。
また、とりあえず商品をレジに通してみて、値下げされていないとわかると、購入をキャンセルする立ち去る客もいるという。
これを“レジチャレンジ”などと呼ぶ向きもある。

さらに、「スマホのニトリ公式アプリで商品のバーコードをスキャンして値段が表示されなければ値下げ対象」という“裏技”が、まことしやかにSNS上で拡散されると、実際に店舗で試す客が続出。

X上ではニトリ従業員の知人と称するユーザーが、「数えきれないほどの迷惑行為が発生」していると苦言を呈している。その迷惑行為とは、

・赤字プライス(値下げした価格の表示札)を持っている従業員を付け回す
・作業中の様子を撮影する
・値下げリストを持ってきて、「どれが残っているか探して」と言われる
・レジチャレンジして、値下げ対象でないものを放置する
・「拡散された裏技を使ったのに値段が下がっていない」とキレる
・在庫がない、値札が貼られてないことにキレる

などだという。

ニトリ広報部は、

「一部店舗にて、値札の差し替えが正しく行われていなかったとすれば申し訳なく、今後その様なことのないように努めてまいります」

「当社以外の方がSNSに発信されている噂や情報等の真偽について、当社から申し上げられることはございません」

としている。

“お、ねだん以上。ニトリ”のキャッチコピー通りの手ごろな価格で提供されている品が、さらに安くなっていると聞けば、客が殺到するのも無理はない。

だが、他の客や店員に迷惑をかけないという最低限のマナーは守って買い物を楽しんでもらいたい。

以上、Business Journalからお届けしました。

ニトリ、値下げ祭りで混乱も…値札貼り替えが追い付かず、店員が疲弊との声 | ビジネスジャーナルニトリ、値下げ祭りで混乱も…値札貼り替えが追い付かず、店員が疲弊との声 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部