2024/4/11 18:30

年収「400万円と800万円」の差は「〇〇かどうか」で決まる

お金

現在、あるテーマが一部SNS上で話題となっている。

そのテーマとは、「年収400万円のITエンジニアと年収800万円のITエンジニアの差を生む要因は何か」というものである。

IT業界では、高度な技術を持つエンジニアへの需要増大も影響し、給料の上昇トレンドが続いている。

・三菱UFJ銀行
22年度から高度なIT知識を持つ大学新卒に対しては年給与1000万円。

・サイバーエージェント
23年春の新卒入社の初任給を42万円に引き上げ。

・GMOインターネットグループ
23年春入社から一部の専門人材について初任給を年収710万円(月額換算で約59万円)に引き上げ。

・ディー・エヌ・エー(DeNA)
17年から「エンジニア職AIスペシャリストコース」などで新卒エンジニアの年俸を600~1000万円。

こうした動きは中堅IT企業にも波及。

さらに外資系企業に目を転じてみれば、米マイクロソフトでは入社初年度の報酬として最大3億8000万円となるケースも想定している。
つまり初年度の年俸が数千万円となる計算だ。

一方で求人サイトをみてみると、年収300万円台という企業も数多く存在し、業界全体でみると「年収の幅の広さ」がうかがえる。

こうしたITエンジニアの年収の差を生む主な要因は何なのか。
データアナリストで鶴見教育工学研究所の田中健太氏によると、理由は大きくは3つあるそうだ。

1、学歴
大学・大学院を卒業して大企業に就職すると相対的に年収が高くなる傾向に。
高校や専門学校を出て就職する場合は、学校に来る求人のなかから就職先を選ぶことになり、年収は低めになりがち。

2、働く場所
東京とそれ以外の地域を比較すると、東京の企業のほうが給料が高い傾向に。

3、経験
IT業界は人材の流動性が高く、一定のスキルを身につけた段階で給料の高い大手企業に転職することでキャリアのステップアップを図れば収入は上がる。

このほか、年収を左右する要因としては企業のIT投資意欲もあげられるという。

「企業などのIT投資意欲が盛んであれば自ずとエンジニアの給料は上がるので、景気や企業動向で変化してくる面もあります。IT業界では『2025年の崖』といわれていますが、日本では2000年にIT化の波に押されて多くのシステムがつくられ、2025年に向けてそれらが一斉に老朽化に伴いリニューアルを行う必要に迫られます。加えてDX化の波は今後も続くと予想され、エンジニアの給料が高めで推移する可能性はあるかもしれません」

以上、Business Journalからお届けしました。

ITエンジニア、年収400万円の人と年収800万円の人の違いを生む要因 | ビジネスジャーナルITエンジニア、年収400万円の人と年収800万円の人の違いを生む要因 | ビジネスジャーナル

編集者:いまトピ編集部