街中に「アルファード」が溢れている理由…「納期1年で500万円超え」手に入りにくいはずなのに
Amazonトヨタ自動車の「アルファード」の人気が収まらない。
現在も納車までに通常以上の時間を要するとトヨタはアナウンスしており、また価格が500~800万円台と高価なことから「手に入りにくい車」となっている。
にもかかわらず街中ではアルファードを目にする機会も多く、「どうやって入手しているのか」と疑問の声も一部ではあがっているようだ。
自動車ライターの桑野将二郎氏に話を聞いた。
「もし今契約ができたとしても納車は早くても約1年後の25年3月になる模様です。ちなみに、ディーラーによってはすでに来年夏頃までの枠が埋まっており(抽選はすでに終了)、次の新たな注文は24年9月以降であり、具体的なスケジュールは未定といわれています」
「アルファード&ヴェルファイアは生産台数が少ないわけではなく、受注件数に対して生産台数が足りていないのであって、生産供給の台数が少ないわけではありません。よって街中で新型のアルファード&ヴェルファイアの走る姿を頻繁に見たとしても、不思議ではありませんよね」
手に入りにくい理由として、納期面に加えてメーカー希望小売価格が540~872万円(税込)と高額である点も挙げられる。
現金一括で購入する人は限られると考えられるが、乗っている人はどのような方法で入手しているのか。
「残価設定ローンでの買い替えや、最近ではサブスクスタイルの『KINTO』を利用するユーザーも増えています」
「また、アルファード&ヴェルファイアは社用車として利用されているケースも多いため、法人リースで乗られている台数もそれなりにあると思われます」
まだまだその人気が衰えることはなさそうだ。
以上、Business Journalからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部