いなば食品「闇情報」が続々…500ページ超ルールブックに「理由不明の有給不可」「転職先は役員会に許可」「食事に禁止事項」

4月11日発売「週刊文春」(文藝春秋)が、『「いなば食品」新入社員9割が辞退 女帝の“ボロ家ハラスメント”』と報じた巻き起こった騒動。
ネット上では同社に対する疑問の声が収まる気配がない。それどころか、現役社員や元社員からのリークとされる情報が次々にSNS上で拡散されている。
その内容は、
・同社会長が私邸の掃除や買い物をさせる
・休日にも呼び出され、子供の面倒をみさせる
・拒否すると解雇や左遷される
といった公私混同した命令が常態化しているというもの。
さらに、
・有給休暇を取得する際には理由を明示させ、周囲に公表できない理由の有給休暇は欠勤とみなす
といった労働基準法に違反するような規定が存在すると暴露されている。
極め付きは、
・同社の事業一切と協業する他社への転職を禁止し、違反すると同社での年収相当の罰金を科す
という違法といえるような規定が明らかに。
転職に際しては転職先を事前に申告し、役員会の許可を得なければ「退職証明は絶対に出さない」とのことだ。
これらの異様ともいえる社員規範は稲葉敦央社長が定めたもので、500ページを超えるルールブックになっている。
このルールブックでは、
「茶髪や金髪は直ちに解雇」
「長髪は35歳まで」
「安い焼肉屋に行ってはならない」
「カツ丼やハンバーガーは酸欠になり活動が低下する」
などとして、髪型や服装などの身なりなどにも細かく言及、社員の食生活にも制限をかけているという。
先般、「週刊文春」のボロ家報道が出た際、Business Journal編集部がいなば食品広報部に問い合わせをしたところ、「うちは社員をとても大切にしている」「報じられているような会社じゃない」と主張。
だが、次々に出てくる、いなば食品の“闇”を感じさせる情報。
真相の究明が不可欠だろう。
以上、Business Journalからお届けしました。
編集者:いまトピ編集部