楽天『東北楽天ゴールデンイーグルス』300億で売却か
Amazon楽天グループが楽天球団の売却方針を固め、三木谷浩史オーナーがトップセールスを展開しているという。売却価格は過去最高の300億円とウワサされるとのこと。
「この前、経営者の会みたいのに行ったら、楽天球団がやっぱり売りに出てるっぽくて。複数の関係者が〝楽天球団が売りに来た〟。そんなウワサが出回っている。300億円くらいなら売れるんじゃ…元はとれる、金が用意できたら僕だって買いたい」
実業家の堀江貴文氏(51)が、ウェブマガジン『政経電論』(佐藤尊徳編集長)公認YouTubeチャンネルに井川意高氏(大王製紙元会長)と共に出演し、こう話したという。
楽天球団売却の情報は、『週刊実話』もすでに入手しているといい、背景にあるのが携帯電話事業「楽天モバイル」の苦戦。「楽天市場」の電子商取引(EC)事業と「楽天カード」「楽天銀行」などの金融事業は好調だが、モバイル事業がこれらの利益を吹き飛ばしている。
楽天グループの金策は慌ただしいようで、11月に傘下の楽天証券株の一部を、みずほフィナンシャルグループに約870億円で売却。12月には、春に上場した子会社・楽天銀行の総保有株式の約4分の1を606億円で売却し、保有比率が63%から49%に下がった。
「いよいよもって深刻な状況です。今年から社債償還が始まり、24年が約3200億円、25年は約4700億円。基軸の楽天カードを切り売りすれば、本丸を失う。そこで球団売却なのでしょう。元々、0円で手に入れた代物。痛手はない」(経営アナリスト)
楽天は近鉄のプロ野球撤退(04年)に伴う、穴埋め的な新規参入だったため、買収費は0円。球場も宮城県営を活用し、年間使用料も破格の5000万円だった。
「ただ同然で入手した球団が300億円で売れれば、ボロ儲け。三木谷氏は球団身売りではなく、ビジネスライクな売却だと。だから臆面もなく、トップセールスができる」(同)
楽天が球界参入した当時、巨人、阪神以外は毎年20億円程度の赤字。球団買収は自社の売名が主目的だったが、インターネットで入場券が買える時代になり、ネット誘客に力を入れるDeNAは年間100億円の黒字に。阪神の400億円超は例外だが、他もほとんどの球団が黒字化している。
「滅多に〝市場〟に出ない物件。複数の企業が、楽天球団の引き受けを前向きに検討している」(スポーツ紙デスク)
かねてより、球界進出がウワサされたイオンやパナソニックも候補だが、最右翼は三木谷氏と縁が深い藤田晋氏(50)が社長を務めるサイバーエージェントだと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部