『セクシー田中さん』で見えた「漫画原作ドラマ」の難しさ「女優の役作りも履き違えていた」

連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)に出演していた女優の高橋メアリージュンの〝役作り〟が注目を集めている。
同ドラマで高橋は、田中さん(木南晴夏)や朱里(生見愛瑠)が通うベリーダンススクールのインストラクター役を演じており、ムチムチの肉感的なスタイルがファンに好評だった。
ところがどうやらこれは、高橋が「ある程度ボリューミーなほうが先生っぽさが出るのでは?」という思いから、体重を3キロほど増やして臨んでいたというのだ。
この高橋の〝アレンジ〟は、本人が雑誌のインタビューの中で明かしたもので、他にもベリーダンスを監修したIzumi先生を参考に、声を高くするなどキャラクター作りに力をいれたという。
高橋はテレビに出ている女優の多くは華奢で細い人が多いことから「世の中、いろいろな体型の人がいていいと思いますし、それぞれの個性を『きれいだね』と言ってくれる人が増えるだけで、自分に自信が持てる人が増えるんじゃないか? 体重を増やした裏には、そんな思いもありました」と語り、「どうだったでしょうか?」と自身の役作りに自信を見せていた。
「ドラマに出演するにあたり、高橋が自分なりにキャラクターについて勉強し、実際に演技に活かしていたことがよくわかる話でしたが、こんなところにも原作者である漫画家・芦原妃名子さんの意見が反映されていなかったことが判明してしまいましたね。亡くなった芦原さんは自身のブログで『ベリーダンスの監修の方とも連携が取れていないことが手に取るように分かりましたので、「当初の約束通り、とにかく一度原作者が用意したあらすじ、セリフをそのまま脚本に落としていただきたい」』と、訴えていました。この言葉がきちんと現場に届いていたら、高橋の役作りもまた違ったものになっていたかもしれません」(芸能ライター)
高橋は1月31日、自身のインスタグラムのストーリーズで、芦原さんを追悼。《彼女の尊厳と居場所はどんな理由があっても守られるべきでした》と語っている、と週刊実話が報じている。
編集者:いまトピ編集部