2024/2/15 19:12

【2024年花粉症】眠くならない飲み薬、目のかゆみ改善方法

花粉症

東京都で、スギ花粉の飛散が始まりました。飛散確認は、昨年より1日早く、過去10年の平均より6日早いとのこと。東京都心は15日の最高気温が21℃の予想で、このまま気温が上がると花粉の飛散量が一気に増えるとか。

 花粉症患者にとっては、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、のどの違和感といった症状に悩まされるつらい時期。特に目のかゆみに悩まされる人がほとんどでは? 今回は、薬剤師に目のかゆみの原因と改善方法について教えてもらいました。

花粉症は花粉が原因となって起こる、アレルギー性の病気です。その特徴は、目のかゆみやゴロゴロする異物感、充血、まぶたの腫れなど、目に症状が出やすいこと。花粉症で目がかゆくなりやすい原因は、次のように考えられています。

 まず、目は直接、外界と接しているので、花粉が入りやすい部位。さらに、目の粘膜にはアレルギー反応に関わる免疫細胞や血管が集まっているため、付着した花粉に反応して、アレルギー症状が生じます。また、花粉に含まれるアレルギーの原因となるタンパク質は、涙に溶けやすい性質を持っています。そのため、涙によってタンパク質が目に広がりやすく、かゆみなどの症状が出てしまうのです。

花粉症の目のかゆみで悩む真紀子さんは、「自分と同じように花粉症で悩む人たちは、一体どうしているんだろう?」と、インターネットやSNSで検索するようになりました。そして、「漢方薬で花粉症の目のかゆみが和らいだ」と書いてあるブログを発見。「漢方薬で少しでもこの目のかゆみが改善するなら、試してみよう」と思い、真紀子さんは市内にある漢方薬局に相談し、「越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)」という漢方薬を処方してもらったそう。

 目薬と併用して漢方薬を2週間ほど飲み続けたところ、だんだんと目のかゆみが軽減してきたとか。あんなにつらかった目のかゆみが気にならなくなり、目薬をさす回数も少なくなってきたといいます。

「花粉症シーズンになると、目薬を使っても目のかゆみが治まらない」「花粉症で目がかゆくなる体質って、これから一生変えられないのかな?」など、真紀子さんのような悩みを持つ方には、漢方薬がおすすめ。実際に、花粉症の症状である目のかゆみ、くしゃみ、鼻づまりに効果のある漢方薬はいくつもあるんです。

 漢方医学は体のバランスを整えて、自然治癒力を高めることで、体の内側から健康にするための学問。漢方薬はさまざまな症状に効果が認められている医薬品ですが、自然の素材が体に優しく働くため、一般的に副作用が少ないといわれています。

・越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう):むくみや口の渇きも気になる方
体の過剰な熱を冷まし、水分代謝を良くして目のかゆみを改善します。

・竜胆瀉肝湯(りゅうかんしゃかんとう):頻尿や陰部のかゆみも気になる方
余分な水分と熱を取ることで、目のかゆみの改善が期待できます。

とサイゾーウーマンは報じている。

【2024年花粉症】眠くならない飲み薬は? 薬剤師が解説、目のかゆみ改善方法(2024/02/15 13:00)|サイゾーウーマン【2024年花粉症】眠くならない飲み薬は? 薬剤師が解説、目のかゆみ改善方法(2024/02/15 13:00)|サイゾーウーマン

編集者:いまトピ編集部