小倉、矛盾

タレントの小倉優子が、iDeCo(個人型確定拠出年金)加入や米国社債への投資などを始めたことを明かし、その堅実な資産運用術に称賛の声が上がっている。その一方、小倉はNISA(少額投資非課税制度)について「国が推しているものは裏がありそうだから手を出さない」と断言していたため、ネット上で「なんでNISAはダメでiDeCoはいいの?」といったツッコミも相次ぐなど、さまざまな意味で話題を集めているようだ。
小倉は「iDeCoにも入ったんです!」と告白。たくさんある銘柄の中から「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を選んだという。「知識がないのでプロの方に見てもらうのが一番」として、知り合いのファイナンシャルプランナーのアドバイスを基に決めたそうだ。
プロによると、資産運用に回していいのは毎月の貯金額のうち、100から年齢を引いた割合だという。40歳の小倉の場合は貯金額のうちの60%となり、その範囲内で運用していくようだ。最後に、小倉は「老後は長いと思うし、お金はあった方がいい。心の安定にもなると思うので、うまくお金と付き合っていきたいと思います」と締め、かつての「こりん星から来たお姫様」時代からは考えられない「しっかりママ」ぶりを見せた。
これに対して、コメント欄では「堅実なゆうこりんママに感動しました。お子さんたちの事をよく考えてる自立したママすごい!」「シングルマザーで、子どものために自分が病気になったら支払い0になる保険を選択したのは賢い」「年間を通しての予算は考えたことなかったなぁー。とても勉強になりました!」などと称賛の声が相次いだ。
しかし、その一方で「NISAを信用してないのにiDeCoはやるの?」といった疑問の声も。小倉は1月に出演した関西のテレビ番組で、NISAについて「国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないかと思っちゃう」「放ったらかしにしていても(儲かる)とか、そんな甘い話は世の中にない!」などと完全否定。国が推進しているのは裏の目的があるのではという「陰謀論」めいた主張まで飛び出していた。
国が推進しているという意味ではiDeCoも同じであるため、ネット上では「iDeCoは原則60歳まで資産がロックされて使い勝手が悪いから、運用ならNISAのほうがいいのでは」「NISAを否定して外貨建て保険って……」「堅実って言われてるけど、学資保険よりドル建て保険の利率がいいのはハイリスクだからで、方向性がよくわからない」といった否定的な意見も散見される。矛盾があるようにも見えたことから、一部では「特定の金融会社の宣伝なのでは」と勘繰る人までいるようだ、と日刊サイゾー が報じた。
編集者:いまトピ編集部