【混乱】一斉退職『めざまし8』でも報道、異常事態
入学、入園シーズンだというのに、全国で幼稚園教諭、保育士の一斉退職の混乱が相次いでいる。
3月14日には大阪府堺市の認定こども園で、常勤の保育士12人のうち、雇われ園長を含む10人が一斉に退職届を提出。運営法人の役員による保育士へのパワーハラスメントと、複数の職員が人手不足を訴えていたにもかかわらず、経営陣が改善しようとしなかったためだ。子供を安全に保育できる環境にないと判断した結果の、一斉退職だった。
現在通っている園児約140人のうち3分の2を超える100人以上の転園希望が保護者から出されたが、年度をまたいでも転園先が見つからない園児がいるという。
リニア新幹線工事と職業差別発言で川勝平太知事自らが静岡県政をひっかき回す静岡県は、さらにメチャクチャだ。
焼津市の私立幼稚園と掛川市の保育園でそれぞれ、過半数の職員が一挙に退職。園の継続と運営が危ぶまれる危機に陥っている。
職員の一斉退職は、東京都内のブランド幼稚園にも飛び火した。
朝の情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)が、入園式を前にした世田谷区内の名門幼稚園で教諭11人全員が退職を申し出た、という独自ネタを4月4日に報じたのだ。教育ジャーナリストが解説する。
「入園費が20万円以上と高額で、テレビインタビューに答えていた保護者が『入園試験のために、塾にまで行かせていた』と話していたこと、MCの谷原章介の熱心な語り口から、高級住宅街にある『芸能人やセレブ御用達』のブランド幼稚園ではないかと推察されます。金持ちにありがちなモンスター親が無理難題を吹っ掛けてくるカスハラで教諭が精神的に磨耗し、園児の信頼が厚いのに退職するのでは、と地元で噂されていた、いわくつきの法人でもあります」
一斉退職が事実であるなら、経営陣もさることながら、保護者にも問題があると釘を刺すのだ。
2023年の日本国内の新生児出生数はわずか76万人だったが、少子化によって幼稚園が潰れるのではない。教諭や保育士を「やりがい搾取」しているブラック幼稚園、ブラック保育園が人手不足で自滅しているにすぎないのだとアサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部