2024/4/10 10:04

ダウンタウン・松本人志、復活遠くないか

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ダウンタウン・松本人志と同じ出身地の尼崎から作家になった沖田臥竜氏は、SNS等で積極的に松本にエールを送り続けてきた。と同時に、週刊誌の報道姿勢を厳しく批判して、賛否を巻き起こしてきた“渦中の人物”だ。そんな沖田氏が、松本裁判がスタートした今、あらためて今回の問題を考察する――。

敬称は省略させていただく。私は、真実か真実でないか明確ではない事案を、十分な裏取りもせずに記事化することに否定的な人間だ。なぜならば、仮に真実でなかった場合でもネット民はそれを騒ぎ立て、ときに暴走し、記事の対象になった人物を社会的に抹殺してしまうような構図が構築されてしまっているからだ。ひいては、それが週刊誌というメディアの信用問題に発展するという危機感を常々抱いている。

 媒体名は伏せるが、私も週刊誌2誌で仕事をさせてもらっている身だ。だからこそ、週刊誌が事実誤認の報道をして、のちに訂正記事を出すことが業界的にどれだけ不名誉なのかも知っている。


私の今後の見通しだが、松本人志は近く、テレビへと復帰することになるだろう。それは、裁判の勝ち負けを待つ問題ではない。松本人志を悪人として、本当に芸能界から追放しようと思うにも、そう判断しうる材料が足りないのだ。今は自らの意思でテレビから離れている松本人志が現場に戻ろうと思ったとき、その話題性も踏まえて、彼を受け入れるところは出てくるはずだ。

その時、今回の報道の意義があらためて問われるはずだ。一方の証言のみで形作られた疑惑をめぐり、松本人志側を応援する側と断固糾弾したい側が論争し、分断が生じた。被害を告白した人たちにも誹謗中傷が寄せられた。松本人志という国民的タレントやその周辺にいたタレントたちを社会的に抹殺ようしとした……そんな状況が生まれるのも、報道機関としての使命を果たすためには仕方がないことだと、週刊誌側は胸をはっていえるだろうか。

私はジャニーズ問題しかり、松本人志問題しかり、マスメディアの報道が社会をより良くしようという姿勢から生まれたものだとは思えない。これ以上、暴露や密告を是認するような空気を醸成して、人々を疑心暗鬼にさせてどうするのだ。堅苦しくして、息苦しくして、その先に社会の繁栄などはないのだぞ。

松本人志は復活するだろう。世の中が求めた結果であれば、そうなるのは必然である。その上で、芸能人も自分たちは特別であるという認識を捨てて、襟元を糺すべきではないだろうか。

(文=沖田臥竜/作家)

と、日刊サイゾー が報じた。

松本人志の復活は遠くない! 判決を前にすでに出ている「ある結論」|日刊サイゾー 松本人志の復活は遠くない! 判決を前にすでに出ている「ある結論」|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部