2024/4/21 11:18

『ドラマ』名作誕生の予感「第2話が気になって仕方ない」

テレビ

『半沢直樹』や『VIVANT』など数々の名作が生まれてきたTBSの日曜劇場。新たな名作の予感をさせる新ドラマ『アンチヒーロー』(TBS系)の第1話が4月14日に放送された。

 主人公の弁護士・明墨(長谷川博己)は明墨法律事務所を経営し自らも筆頭弁護士として活動する。弁護士といえば身体のラインに合ったスーツに身を包んだ誠実な人間、というイメージだが、明墨はゆったりとしたロングコートを身にまとい丸ぶちのサングラスを着ける、どちらかといえば弁護士よりも探偵を連想させるくだけた服装。長谷川博己には朝の連続テレビ小説『まんぷく』や大河ドラマ『麒麟がくる』で演じた“実直な好青年”の印象があるだけに、礼節をわきまえない明墨の存在が際立っている。

名作誕生の予感だが、その理由にはキャスト陣の豪華さもある。公式サイトに掲載されているキャスト一覧は壮観だ。長谷川、野村、緒形ら主要キャストを筆頭に、『VIVANT』でテロ組織の幹部を好演した林泰文などが名を連ねる。第1話でも今クールの朝の連続テレビ小説『虎に翼』のキーマンを演じる岩田剛典、2023年に大きな話題を呼んだNetflix配信ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』で主演を務めた一ノ瀬ワタルが出演した。今後実力派俳優陣が作品にどのように絡んでくるのか気になる。

 明墨が第1話で言い放った「依頼人のためなら障がいだって利用する」というセリフ。これを聞いてひやっとした視聴者は筆者だけではないだろう。人が抱える障がいを利用するなど卑劣そのもので、口にしようものなら社会的に罰せられるものだからだ。ただ、そこに触れてでも明墨の人物像を確立しようとする制作陣、そしてキャラクターの発言であっても演者が叩かれるリスクがある状況で、明墨役を受けた長谷川の覚悟が伝わったのが正直な感想である。日本最高峰の名優・長谷川博己が引き受けた“アンチヒーロー”の正体とは……。早くも第2話が気になって仕方がない。と日刊サイゾーは報じた。

『アンチヒーロー』明墨は“悪徳弁護士”か――被告人との口裏合わせ、謎の少女への優しさの意味|日刊サイゾー 『アンチヒーロー』明墨は“悪徳弁護士”か――被告人との口裏合わせ、謎の少女への優しさの意味|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部