2024/5/13 11:02

【逮捕】封印、削除か『人気映画』少なくとも地上波放送は難しい

疲労

5月8日、和歌山県警が52歳の会社経営・伊藤耕一郎容疑者を、児童買春と児童ポルノ禁止法違反の容疑で追送検した。
伊藤容疑者には昨年12月、横浜市の17歳女子高生に3万円を渡し、わいせつな行為をした上、その様子を撮影・保存した疑いが持たれている。

余罪も多数存在しており、2021年には当時15歳だった長野県の女子高生にわいせつ画像を送るよう指示し、今年2月に逮捕されている。さらに昨年11月には当時15歳の都内の女子高生に現金を渡し、分かっているだけで9回もみだらな行為を繰り返した不同意性交・児童買春・児童ポルノ禁止法違反の容疑で再逮捕されている。

「伊藤容疑者はこれまで3度逮捕されていますが、2月の初逮捕時には『18歳未満と分かった上で何度も画像を送らせた』『今回の件がどの子かはわかりません』と自身でも数え切れないほど犯行に及んだと供述している。一連の捜査では『少なくとも20人の少女を買春した』とも供述しているため、被害者が30人から50人ほどに膨れ上がる可能性もあるでしょう」(社会部記者)

少女のみを狙う犯行は卑劣という他ないだろう。何より驚きなのは、この男がアニメ界の巨匠・新海誠監督の作品に数多く携わっていた人物であり、『君の名は。』『すずめの戸締まり』などの作品でプロデューサーまで務めていたという事実だ。

「2月の逮捕時、新海監督はXで《作品関係者逮捕の報道を目にし、とても大きなショックを受けています》などと表明しました。ただ当時は、ここまで余罪や被害者の数がいるとは思っていなかったのでしょう。新海監督は同じ投稿で《今般の事件により作品の価値が損なわれることはないと僕としては考えますが》ともつづっています」(アニメコラムニスト)

しかし、プロデューサーという主導的立場にあった人物が、児童買春に児童ポルノ、それも分かっているだけで20人以上の被害者がいる事件を起こしていた以上、関係作品は存在そのものが闇に葬られる可能性が高い。

近年でも、故・ジャニー喜多川氏の性加害騒動が記憶に新しいだろう。
一連の疑惑は司法や警察当局を通さないものだったが、当時のジャニーズ事務所は「痕跡を全て抹消する」と表明し、社名やグループ名などを全て変更。舞台のクレジットからもジャニー氏の名前が削除され、存在がなかったことにされる結末をたどった。

「性犯罪、しかも数十人の児童相手とあっては、ジャニー氏の疑惑と性質は同じ。伊藤容疑者がプロデューサーという主導的立場にいた作品は、少なくとも地上波放送は難しいでしょう。裁判で有罪が確定すれば、全国の店舗からBlu-rayや書籍が消え、配信サイトから削除されることもあり得る」(同・記者)

新海監督自身は《作品の価値が損なわれることはない》と投稿しているが、これは当事者としての希望的観測にすぎないだろう。自身の作品が封印される悲しさは分かるが、現実は無情なものだ。

「新海ファンは納得いかないかもしれないですが、司法・警察を通さずにジャニーズを潰した以上、前例主義の日本では仕方ないことでしょう。『君の名は。』は邦画歴代3位の興行収入ですが、これからテレビで『歴代興行収入トップ10』企画を組む際、3位だけ不自然に紹介されないかもしれません」(元ジャニーズライター)

そもそも、新海監督の性加害に対する認識自体が甘いと言わざるを得ないというとweekly-jitsuwaは報じた。

『君の名は。』『すずめの戸締まり』も“封印”か 新海誠監督作品のプロデューサーが20人以上の少女買春で追起訴 旧ジャニーズ並の一大事件へ?『君の名は。』『すずめの戸締まり』も“封印”か 新海誠監督作品のプロデューサーが20人以上の少女買春で追起訴 旧ジャニーズ並の一大事件へ?

編集者:いまトピ編集部