『番組』寺島をスルーしCMへ「モヤモヤする」
今年4月、フリーアナウンサーの膳場貴子が、前任の関口宏に代わってTBS系情報番組「サンデーモーニング」のMCに就任。およそ1カ月が経って、一部では「視聴者離れ」がささやかれているが、5月12日の放送回では、これまでの慣例を破ったことで、視聴者からは困惑の声があがっているという。
スポーツコーナーの終盤では、5月6日に行われたボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、井上尚弥対ルイス・ネリの一戦を取り上げ、スポーツコーナー担当の唐橋ユミが試合を振り返った。ルイス・ネリ選手が“悪童”と呼ばれる所以や、1ラウンドでダウンを喫した井上選手がすぐに立たずに8カウントで立ち上がった理由について専門家のコメントを紹介。これを受けて司会の膳場は、レスリングで世界選手権13連覇の記録を持つ吉田沙保里氏や、プロ野球解説者の里崎智也氏に話を振り、膳場が「この後もスポーツ続きます」とアナウンスしてCMに切り替わったとのこと。
ボクシングの話題が終わると、SNSでは《あれ?寺島さんのコメントは?》《関口さんの時は寺島さんに話を振っていたのに》《膳場さんに喝だよ》《寺島さんをスルーか…モヤモヤする》といった声が寄せられる事態に。
「スポーツコーナーは御意見番のコメントを優先すべきかもしれませんが、ボクシングの話題では、前任の関口宏さんは必ずと言っていいほど政治評論家の寺島実郎さんにも意見を求めていたものです。22年末の王座統一戦でドロー決着となった井岡一翔選手については『負けないボクシングでカウンターボクシングなんですよ』と解説していたものです。寺島さんは大のボクシングファンで、アマチュアながらボクシング経験者。里崎さんも吉田さんも、アスリートとしての実績は十分ですが、ボクシングに関しては寺島さんの方が面白い話をしてくれていたかもしれませんね」(メディア誌ライター)
古くから番組に親しんだ視聴者にすれば、「膳場体制」を強く印象付けられる放送回となったようだと「アサ芸ビズ」が報じている。
編集者:いまトピ編集部