2話『ドラマ』視聴率下落、3話はさらに9.6%まで下がり「ツッコミどころ満載」
腐ってもキムタク。そんな言葉が思い浮かぶのがテレビ朝日開局65周年記念作品という肝入りドラマ木村拓哉主演『Believe-君にかける橋-』に関する報道だ。スポーツ紙やネットメディアなども含め、ドラマの反響や視聴率、豪華キャストなどに関する報道が盛んに行われ、キムタクドラマに対する期待を大きく煽っているが、それは女性週刊誌もしかりである。
まずは旧ジャニ大好き「女性セブン」。初回世帯視聴率が11.7%で春ドラマの堂々トップだったことを紹介し、現場の舞台裏を報じている。いわく“木村と妻役の天海祐希は阿吽の呼吸で現場を牽引”“キャストのチームワークも良好”“皆がドラマを盛り上げようとしている”と。
そして、とっておきの“秘話”として紹介するのがキムタクのある行動だった。「セブン」によると、撮影現場の屋外でひとり役に入ろうとするキムタクの前に若者の集団が。そしてスマホを掲げながらキムタクの前を自転車で何往復もしたという。これに対しキムタクが自ら口を開いた。「スマホでの撮影はどうかやめてほしい」と。その声は厳しく、若者たちは驚いて硬直し、その場が静まりかえったという。まさにドラマのワンシーン! キムタク、素敵! という極上のエピソードだ。
「セブン」も「週女」も、こぞってキムタクを持ち上げる。まあ、これまでの御用ぶりからそれも当然だが、しかし実際は、現実はどうなのか。というのも『Believe』の2話視聴率は拡大スペシャルにもかかわらず10.1%と初回に比べ落ち、さらに3話に至っては9.6%に下がっているから。それでも御用マスコミはあまり触れようとしない。さすが、腐ってもキムタクだ。
さらに、これまた多くのマスコミは触れないが、『Believe』というドラマ自体もすごい。会社のために犯してもいない罪をかぶり、自ら責任を取る形で刑務所に(そもそもこんなケースで執行猶予がつかないで収監されること自体がありえないが)。さらに妻の病気を知って脱獄を企てるって――。現代の日本において、ドラマ(架空の物語)だとしてもどうなのよ、この設定。
ツッコミどころ満載だが、しかし今後の視聴率と展開が楽しみでもある。どんな奇想天外なことになるのか、どうツッコむか、という意味でとサイゾーウーマンは報じている。
編集者:いまトピ編集部