『ドラマ』疑惑の人物「さらに引き込まれた」
検察もマークする“疑惑の人物”の目的とは……。
5月12日に放送された日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系)の第5話は、冤罪の死刑囚を救うための計画を遂行していく明墨(長谷川博己)と、事件の真相を暴かれないよう画策する伊達原(野村萬斎)ら検察・警察の攻防が描かれ、ラストシーンでは戦況を左右するであろう重要人物が登場した。一見すると無関係なその人物は冤罪事件にどのように関係しているのか、いち視聴者としてさらに引き込まれた。
今後は検察や弁護士、もしくは真犯人を隠し通したい権力者を崩しにかかると予想している。
そのキーマン候補が、第5話のラストシーンで登場した緋山(岩田剛典)だ。第2話で勤務先の社長殺害事件で無罪となった緋山は、殺人の証拠と思われる血の付いた作業着を破棄して以降、姿を見せなくなっていた。緋山は無罪確定後に明墨から“ロッカーの鍵”を手渡されており、その中身は件の作業着だと思っていた。しかし、再登場によってロッカーの中身は“明墨からの指示情報”である可能性が生まれた。明墨は緋山を無罪にする見返りとして、糸井一家殺人事件の真相究明に協力するよう取引したのか、はたまたその事件の関係者なのか……。紫ノ宮を弁護士として採用したように、緋山を仲間に引き込んだことには理由があるはず。
緋山の参加、“明墨流”弁護士として着実に成長する紫ノ宮や赤峰(北村匠海)など、体制強化が著しい「チーム明墨」。第6話では出版社の女性副編集長の弁護をするようで、彼女は政治家のスキャンダル記事に関わっていたようだ。ということは、明墨の次なるターゲットは政治家なのか。ただ、メインストーリー外の小さな要素にこそ明墨の狙いがあるはずだ。緋山の再登場により、これまで明墨が担当してきた事件がつながっていることは明白。第6話に散りばめられているであろう“ヒント”を見逃さないよう、心して視聴したいところだ。と日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部