2024/5/23 18:28
「元宝塚」月組トップスター、詐欺容疑で逮捕
「元宝塚月組トップスター、詐欺容疑で逮捕」の一報が出たのは5月22日の夕方だった。元月組トップスターって誰だ、と思ったら、40年以上も前に在籍していた大滝子(だい・たきこ)ではないか。現在78歳。オールドファンには懐かしい名前だ。
折しも今年は宝塚歌劇団を広く世に知らしめた「ベルサイユのばら」初演から50年。それを記念し、大阪と東京で現在「ベルサイユのばら~半世紀の軌跡~池田利代子原作『ベルサイユのばら』より」が上演されている。
初演でオスカルを演じた榛名由梨、マリー・アントワネットを演じた初風諄ら、歴代のレジェントたちが公演替わりで出演しているのだが、その中に大滝子の名はなく、不思議に思っていたところだ。彼女は初演の舞台でフェルゼンを演じていたのだから。
宝塚歌劇団を退団後は「光原エミカ」という芸名で活動していたとは知らなかったが、映画製作への出資をもちかけ、ファンから約1000万円を騙し取ったというから驚く。毎年、ディナーショーを開いており、満席だったという報道もあった。宝塚ファンがいかに義理堅いかがわかる。
と同時に、言い方は悪いが、ファンからお金を巻き上げることで成り立っている宝塚スターたち。脈々と続くタニマチ体質がいけないのでは、と思う。起こるべくして起こったのでは、とも。
過去にも何度か宝塚スターの金銭トラブルが報じられたように記憶しているが、それもこれも劇団運営側が、お金についての指導をしてこなかったのが原因ではないか、と思う。これを機に、スターとファンの関係性についても、洗い直しをする必要があるのではないだろうかとアサ芸プラスは報じた。
編集者:いまトピ編集部