2024/5/24 18:17

上から目線、身内に甘い『番組』打ち切りや「降板させる」など...新規起用も見送りに

疑問

NHKの稲葉延雄会長は22日の定例会見で、旧ジャニーズの受け皿となった「STARTO ENTERTAINMENT」の所属タレントについて、今後も当面は新規起用を見送ると表明した。ジャニーズ性加害問題を受けての厳しい態度を継続する形だが、ネット上では「NHKは不祥事が多いのに他社のことを言えるのか」といった声が湧き起こっているようだ。

稲葉会長は、STARTO社とSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の再発防止策や被害者への補償に関して「一定の進展はある」と評価しつつも、「両社の取り組みを継続的に確認したうえで、新規の出演依頼を行うかどうかを検討したい」とし、今後も当面は新規起用を見送る方針を続けると明言した。

さらに「新会社の経営の独立性が担保されているか、グループ会社を含めて経営が独立しているかを見ている」「一部のグループ会社では藤島ジュリー景子氏が会長にとどまっている」として、新会社と旧会社の切り分けなどについても注視していくという。

NHKは春の番組改編で、旧ジャニーズタレントが出演していたテレビ・ラジオ合わせて8番組を打ち切り、継続する番組からも降板させるなど「徹底排除」を実施。旧ジャニーズと資本関係のないSTARTO社が4月から始動したことでタレントの扱いがどうなるか注目されたが、NHKとしては「旧ジャニーズと同一」と捉え、起用再開を見送ったようだ。

民放各社はすでにバラエティやドラマなどでSTARTO社のタレントを積極的に起用しており、CMでも徐々に起用が再開されている。しかし、NHKは「性加害問題の完全解決」まで排除を続行しそうな気配だ。

これに対して、ネット上では「他社のことより、まず自社の不祥事を徹底究明するべき。NHKは再発防止策を発表してるの?」「自社の不祥事はうやむやなのに。他社に上から目線でモノを言えるほど清廉潔白な会社なのか」「身内に甘く、外部に厳しいのが納得できない」といった声が。近年のNHKでは局員らによる不祥事が相次いでおり、その処分などをめぐり「身内に甘い」という印象が世間に広がっていたこともあって、反発を招いているようだと日刊サイゾーは報じた。

NHK、旧ジャニ排除継続に「自社の不祥事の再発防止策は?」とファン反発|日刊サイゾー NHK、旧ジャニ排除継続に「自社の不祥事の再発防止策は?」とファン反発|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部