2024/5/30 10:47

『第8話』やっと...「急に面白くなった」

テレビ

27日放送のフジテレビ月9『366日』は第8話。

 これまで、この作品についてはひたすらに美しき高校時代に思いを馳せるだけで価値観の更新を行わない“おとなこども”たちのループ映像ばかり見せられ、ストレスがたまりますねと言い続けてきましたが、今回、急におもしろくなりました。びっくりした。

ハルトが、ウソをついていました。アスカと一緒に隅田川のベンチに座って、夜通し話をしたこと。桜がきれいだったこと。高校の文化祭でアスカが楽しそうにクラリネットを吹いていたこと。それらを思い出したとウソをついたのです。

 本当は何も思い出していないのに、そう言えばアスカが喜ぶから。

 ウソは容易にバレてしまいます。昔のことを思い出してほしいアスカと、アスカに喜んでほしいハルト。すれちがう思いを抱えた2人はようやく「本音で話そう」と向き合うことになりました。

 ここはね、ほんとにいいシーンだったんだ。相手を思えば思うほど2人とも悲しい思いが募るから、友達に戻ろうっていう。初めてこのドラマで、人間を見た気がした。

 おそらくは、このワンアイディアだったんだろうな。ここを描くために、これまでの7話があったんです。

 7話て。長すぎるわ。3話くらいで本音で話せ。もっと早く向き合え。そんで展開作れ。

 要するに視聴者に甘えとるわけです。こういう強いシーンが待ってるから、それまで引き延ばしても納得してくれるだろうと思ってる。そういう創作者としての性根が見える回でしたね。

 あと、なんかアスカにほんのり好意を寄せてるカズキ(綱啓永)も彼女にフラれてましたけど、みんなでカレカノとかない高校時代のまんまの友達に戻ろうねみたいなのだけは勘弁してほしいと思いました。と日刊サイゾーはまとめている。

『366日』第8話 やっと「人間」が現れた 視聴者に甘え切った創作者の性根を垣間見る|日刊サイゾー 『366日』第8話 やっと「人間」が現れた 視聴者に甘え切った創作者の性根を垣間見る|日刊サイゾー

編集者:いまトピ編集部