『大型音楽特番』出演発表「納得いかない」「意味わからん」賛否
民放各局の夏の大型歌番組の出演アーティスト第1弾が相次いで発表された。旧ジャニーズ系グループ出演の「ある・なし」が焦点となっており、各局の対応をめぐりネット上で賛否が起きているようだ。
7月3日に放送されるフジテレビ系『2024FNS歌謡祭 夏』は、例年どおりに嵐の相葉雅紀を司会に起用。旧ジャニーズ系のSTARTO ENTERTAINMENTからは、NEWS、WEST.、Aぇ! groupの出演が決定し、さらにSixTONESの京本大我が同じミュージカルでダブルキャストを務める古川雄大とのコンビで登場する。以前よりは旧ジャニーズ系の発表が少ないように思えるが、第2弾以降でSnow Manなどの出演も決まりそうで、相葉が司会を務めることも含め、フジテレビは「通常どおり」となりそうな印象だ。
7月13日放送のTBS系『音楽の日2024』は、おなじみの中居正広と安住紳一郎アナが総合司会を担当。こちらは滝沢秀明氏が率いる「TOBE」からNumber_iが名を連ねた一方、旧ジャニーズ系のグループは発表なし。STARTO社と現在も太いパイプを持っている中居がMCを担当することもあり、このまま「旧ジャニーズ系の出演ゼロ」となればファンがざわつきそうだ。
6月26日に放送されるテレビ東京系『テレ東ミュージックフェス2024夏~昭和の常識は…令和の非常識!ヤバい昭和の超名曲 vs 令和ヒット曲100連発~』では、第1弾出演アーティストとしてINI、imase、IS:SUE、大黒摩季、岸谷香、Ken Yokoyama、JO1、Da-iCE、ちゃんみな、緑黄色社会、北山宏光、近藤真彦ら新旧織り交ぜた個性的なラインアップを発表した。
テレビ東京は性加害問題の被害補償などに一定の進展があるまで、旧ジャニーズ系タレントの新規起用を見送る方針を続けており、今回の発表でもSTARTO社のグループはゼロ。その一方でTOBEから北山宏光、2021年に旧ジャニーズを退所した近藤真彦の出演が決定した。
旧ジャニーズ系グループの起用は賛否あるが、華やかさのある彼らがいないと出演者のラインアップが寂しくなる印象は否めない。その問題をどう解決するのかは大きな課題となるが、フジテレビはいつもどおりに「旧ジャニーズ頼み」に走り、TBSはTOBEから人気絶頂のNumber_iを起用、テレビ東京は北山と近藤という意外な人選でカバーと、三者三様の対応となっている。
また、7月6日に放送される日本テレビ系『THE MUSIC DAY』は、出演アーティストはまだ発表されていないものの、嵐の櫻井翔が12年連続で総合司会を務めることが決定。相葉が司会する『FNS歌謡祭』と同じく、こちらも「いつもどおり」に旧ジャニーズ勢が出演する可能性が高そうだ。
これに対して、ネット上の視聴者からは「音楽の日、Number_iがいるのにSTARTO勢が1組もいないって納得いかない」「テレ東は旧ジャニーズ排除しておいて、旧事務所の真相を知ってそうなマッチを出すって意味わからん」「旧ジャニーズいない番組は韓国グループばっかりになるから、どこかに依存するのは変わらない」「フジテレビはほとぼり冷めたら元どおりか」などと、さまざまな意見が噴出している。
以前と変わらずに旧ジャニーズに頼るのか、その代わりにTOBE勢や韓国系に頼るのか。今後も各番組の出演者が発表されるが、各局がどの路線を選ぶのかによって、再び賛否を呼ぶことになりそうだと日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部