異変『音楽特番』の「名物企画」廃止か「異常だった」「なくなるのは妥当」
7月6日に8時間にわたって日本テレビ系で生放送される音楽特番『THE MUSIC DAY 2024』で、恒例だった「ジャニーズシャッフルメドレー」が廃止される可能性が高まり、ファンから落胆の声が相次いでいる。
同番組は、嵐の櫻井翔が12年連続で総合司会を担当。当初は性加害問題の影響で旧ジャニーズ勢の出演がなくなる恐れが懸念されたが、出演アーティスト第1弾でSUPER EIGHT、KAT-TUN、timelesz、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子の7組(いずれも現在はSTARTO ENTERTAINMENTと契約)の出演が発表された。昨年は旧ジャニーズから10組が出演したが、現時点で3組の減少となっている。
さらに大きな異変があった。『THE MUSIC DAY』といえば、グループや事務所の垣根を超えたコラボパフォーマンスが恒例で、その中でも最大の目玉となっていたのが「ジャニーズシャッフルメドレー」だったが、放送が迫った現時点で実施が発表されていないのだ。
「ジャニーズシャッフルメドレー」は文字通りに旧ジャニーズ系グループのメンバーをシャッフルし、番組独自の組み合わせで過去の旧ジャニーズのヒット曲を歌う企画。毎年恒例となっていたが、昨年は性加害問題が騒がれた影響か、企画名が「日テレ開局70年名曲シャッフルメドレー」に変更され、選曲も非ジャニーズ系の楽曲が中心になった。
それでも旧ジャニーズ系グループがシャッフルされ、過去のヒット曲を披露するという主旨は変わらなかったが、今年は企画そのものが消滅しそうな気配だ。6月末に第2弾アーティストとコラボ企画の情報が解禁されたが、旧ジャニーズ系絡みのコラボ企画は渡辺翔太(Snow Man)とHUENINGKAI(TOMORROW X TOGETHER)、高橋海人(King & Prince)、SOTA(BE:FIRST)、ダンサー・振付師のKAITAの3人といった「旧ジャニーズ系以外」との組み合わせしか発表されていない。
メドレー企画としては、アンミカやDa-iCEらが出演する「情熱爆発カーニバルメドレー」、ササキオサム(MOON CHILD)、浅香唯、大西結花、中村由真による「風間三姉妹」らが登場する「名曲メドレー」が発表されているが、「ジャニーズシャッフルメドレー」はなかった。
性加害問題の影響を鑑みれば、「ジャニーズ」という言葉が使えなくなるのは当然といえるが、旧ジャニーズ勢が実質的な後継事務所「STARTO ENTERTAINMENT」に移行したことで一定の「みそぎ」が済み、昨年同様に名前を変えてシャッフルメドレーを実施する可能性は残っているように思えた。しかし、日テレは旧ジャニーズ勢が勢ぞろいするメドレー企画の廃止を選択した可能性が高まってきたようだ。
これを受けて、SNS上のファンからは「ジャニーズシャッフルメドレーのないMUSIC DAYなんてMUSIC DAYじゃない」「ジャニーズシャッフルメドレーないの辛すぎる。あれ以上に楽しい企画なんてないだろ」「もう新会社に移行したんだし、タレントに罪はないんだから、STARTOシャッフルメドレーに名前変えてやってほしい」「他界隈とのコラボなんてほとんどのファンは望んでない」などと落胆の声が続出した。
その一方で「大型音楽番組のなかで、毎年特定の事務所のみに限定したメドレー企画を開催していたこと自体が異常だった」「ジャニーズに興味ない人からしたら何を見せられてるんだって感じたったし、なくなるのは妥当」「私は嵐のファンでシャッフルメドレーも好きだったけど、あれは癒着や忖度の象徴みたいな企画だったから仕方ない」といった声もあり、賛否両論となっているようだ。
現時点で発表がないのは先述したとおりだが、昨年は世間からの批判を避けるためか、放送前日にシャッフルメドレーの詳細情報が解禁されていた。同じく今年も放送直前に電撃発表がある可能性は残されているが、社会的な旧ジャニーズへの風当たりの強さを考えると厳しいという見方が強まっているようだ。
はたしてシャッフルメドレーは廃止となるのか、継続となるのか。番組の名物だっただけに、どちらにしても視聴者の間で物議を醸すことになりそうだと日刊サイゾーは報じた。
編集者:いまトピ編集部