2024/7/7 19:01

【前代未聞】ボビー・オロゴン「オレもまんまと騙された」

ボビーオロゴン

ボクシング界を揺るがす前代未聞の不祥事が持ち上がったのは、2023年5月14日に北海道ガトーキングダム札幌で開催された平仲BSジム主催興行「MUGEN挑Vol.20」でのことだった。

第2試合、平仲BSジム所属のボビー・オロゴンの息子ジェイジェイ・オロゴンが4回戦で出場。1回終了間際に左ボディーでダウンを奪い、3分8秒でKO勝ちした。メインでは日本フェザー級1位リドワン・オイコラ(平仲BS)がナイジェリア人選手と8回戦で激突。1回1分55秒で見事KO勝利し、会場を大いに盛り上げた。

ところが、この2試合で破れたナイジェリア人2選手のボクシングが、あまりにも素人同然だったことで、不審に思った日本ボクシングコミッション(JBC)が、選手の過去の映像をチェック。すると、なんとこの2人が「出場するはずだった選手とは全くの別人」だったことが発覚した。ボクシング界の信用を失墜させる「替え玉事件」として、激震が走ることになったのである。

6月30日、JBCの萩原実コミッシュナー兼理事長、日本プロボクシング協会のセレス小林会長とともに記者会見した平仲BSジムの平仲信明会長は、全面的に落ち度を認めて謝罪。

騒動後、公の場から消えていたボビーは2023年8月30日、後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦に顔を見せ、メディアの直撃を受けるも、

「オレもまんまと騙された」

として「黒幕説」を完全否定。結局、JBCは試合前のパスポート確認作業を怠ったとして、担当管理職らを事実上、解職処分に。平仲会長に対しても2024年3月、プロモーターライセンスの無期限停止処分を下したと発表したと、アサ芸プラスが報じた。

ボビー・オロゴンが「オレも騙された」前代未聞のボクシング「ニセ選手替え玉出場」事件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」 | アサ芸プラスボビー・オロゴンが「オレも騙された」前代未聞のボクシング「ニセ選手替え玉出場」事件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」 | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部